自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2014年7月7日月曜日

★ドクダミの薬効と利用法:1★繁殖地と収穫・下処理

7月ですね。
夏本番!

これから暫くは「暑~い~(´Д`)ハァ…」なんて日が
やってくると思うと、ワクワクの反面、何だかうんざりです。
海やプール、キャンプなど楽しいのですがね~。

さて、この時期、山に入ると、
至るところでドクダミが花を咲かせています。
ドクダミはある程度群生するので、
白い花が固まって咲いているのは、
中々な存在感があります(^_^)v

しかし、ナゼこの時期にドクダミなのでしょうか??

それは・・・

花期はドクダミの薬効が最高潮に達するのです!

「自然とあそぶ」でもコレまでに何度かその模様をお伝えしてきましたが、
私自身、よくよく見なおしてみると、
ドクダミ酒・どくだみ茶などの肝心の作り方や利用法が
書いていないことに気がついたのです。

そこで、今回はこの花期の時期を利用して、
皆様にドクダミの効能を満喫(?)していただきたく、
まとめとしてUPさせて頂きます。

★ドクダミの薬効と利用法:1★では、繁殖地と収穫・下処理について、
★ドクダミの薬効と利用法:2★では、ドクダミ酒の作り方とその効能などを、
★ドクダミの薬効と利用法:3★では、どくだみ茶など、ドクダミ酒以外の利用法
を、それぞれ書いていこうと思います。

よって、これまでの記事内容も引用して、カブル部分もありますが、
そこはご愛嬌と云う事で(^-^)よろしくお願いいたします。

先ずは、ドクダミ関係の過去ログからどうぞご覧くさい!
(こちらをクリック)
(*検索結果は、ナゼか沢山出てきますが、上から3つまでが本文です)

ドクダミの過去ログをご覧いただきましたら、
いよいよまとめに移りたいと思います。
_____________________________________

★★★ドクダミの収穫★★★
◎どんな場所に生えているのか?
ドクダミは、山菜の本にも載っているように
主な繁殖地は、やはり山間部になります。
(昔、私が住んでいた家の裏にも若干生えていましたが・・・
ちなみに、自然なんて全くない、京都のど真中。中京区です)

山間部と言っても、比較的低地でもよく繁殖しておりますので、
採取は比較的簡単に、しかも群生しているので
量の確保も難しくなく、場所さえ見つけたら充分な量を
収穫することが可能です。

ドクダミは、日光がほとんど当たらず
年間を通してジメッとした場所を好みます。
なので、案外、山道沿いの木立の下や
杉林の中に多く見られます。
それと、川沿い、もしくは山中でも水がしみだしている
様な場所には割りと多く群生しています。

◎群生とその特徴
ドクダミは、地下茎で増えていきます。
特徴としましては、日陰を好む草本でありながらも、
若干日が当たる場所では、葉の淵や葉脈が
赤味掛かる傾向にありますが、
草丈が短いので収穫に手間がかかります。

逆に、ほとんど日の当たらない杉林の中などに
生育しているドクダミは、葉は緑色をしており
背丈も高いものが比較的多く見られます。

また、全くの群生よりも、多少他の植物(写真の
イラクサのように)が混成している場所のほうが
ドクダミの背丈も高くなる傾向にあります。

なので、ほとんど日が当たらない場所に
生育している背の高いドクダミを採取する
ほうが効率がよく、収穫量も増えるので、
この様な場所を見つけることをお勧めいたします。

◎具体的収穫法
ドクダミは、地下茎でつながっておりますので、
比較的長い根を持っています。
この根は、地中深く下に延びている根ではなく、
比較的浅い場所で、横へ大きく広がっています。

そのため、収穫は特別な道具を用いることなく、
手で充分収穫することが出来ます。

◎根に着目する!
どの植物とて言えることですが、
「根」というのは、植物の生育のパワーが
ぎっしり詰まった栄養豊な部分なのです。

ドクダミの場合もご多分に漏れず
非常に多くの薬効を持っていると考えられます。
このことを鑑みても、採取の際には
根ごと引きぬくことをお勧めいたします。

ただ、力加減が難しいですね。
力いっぱい引き抜こうとすると、どうしても
途中でポッキリいってしまう。
もちろん、それでも充分な薬効はあるのですが・・・。
コレは、もう慣れしかないですね。

◎全部を収穫しない!
コレは、ドクダミにかぎらず全ての山菜に言えることですが、
コロニーを綺麗さっぱり収穫してしまわないことです。
全ての収穫=コロニーの絶滅を意味しますので、
その年は良くても、次年度以降の収穫ができなくなってしまします。
収穫の際には、全部を採らずに、多くても全体の
3分の2~半分程度にしておきます。
その分を稼ぐためには、自ずと、数ヶ所から収穫することになります。

◎川を利用する
先程も述べましたように、ドクダミの繁殖地には
水があることがとても多いです。
これは、ドクダミがジメジメした場所を好むところにあります。

しかし、この様に川があることにより、
帰ってからの作業が楽になることがあります。
それは・・・
収穫した「ドクダミを洗って帰る」のです。
根の土や枯れた葉っぱなどを洗っておくのです。

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★★★ドクダミの下処理★★★

持ち帰ったドクダミは、仕上げ洗いを行い、
輪ゴムで根本をくくり束ね、洗濯バサミなどを用いて
葉を下向けにして吊るして陰干しします。
風通しの良い場所を選び、束も余り多くしないようにします。
束が大きかったり風通しが悪いと、
乾燥までに葉が枯れたり、最悪腐ってしまうと言うこともありえます。

陰干しが上手くいくと、きれいな緑色を保ったままの
ドライフラワー状のものが出来上がります。

ただし、ドクダミ酒を作る場合は、
完全に乾燥させずに、
水気が切れた時点で漬け込みを行います。
水が入ると酒がいたむ場合があります。
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以上が、★ドクダミの薬効と利用法:1★繁殖地と収穫・下処理です。
乾燥には、約一週間掛かりますので、
その間、掛ける位置を少しずらすなど、乾燥が偏らないようにします。
そうして出来上がったものは、効能を持続したまま
長期間の保存が可能になります。

ドクダミは、案外たくさん収穫してきたと思っていても、
乾燥させるとかなり量が減ります。
よって、収穫時期には、できるだけ多くのポイントから、
一年分を収穫するつもりで採ります。

コロニーに3分の1から半分残っておれば、
来年も同じように収穫できるでしょう。


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