自 己 紹 介

自分の写真
京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2015年6月10日水曜日

京都市各所でモリアオガエル産卵始まる

早くも、梅雨入りになり、ぐずつき気味の京都ですが、
このシーズンならではの光景が、各所で見られるようになりました。
6月9日京都・西京区
モリアオガエルの産卵です。
モリアオガエルは、ご存知のように、木の上に産卵するカエルとして有名ですが、
時には・・・
水面スレスレの草の根本に産んだりします。

モリアオガエルは、卵塊(泡)の中でオタマジャクシになり、
雨水と共に、水中に落ちる仕組みになっており、
他のカエルのように、水中に産み付けられた無防備な卵が、
他の生物に狙われる事を考えると、
機動性が高まる「オタマジャクシ」という形で水中に落ちるので、
その分、危険度が下がると思われるのですが・・・

それは、キチンとした水場に産み付けられた場合の話。
6月4日 京都・北区
時に、場違いな場所での産卵も多く見られます。
写真は、「北山杉」で有名な杉林の中の、作業車用駐車場。
そこに、水溜りができていますが、その周りをよく見てください。
水から遠く離れた所に、4個の卵塊が見れます。
(草の上にある白い塊)

その傍らには、産卵中に車に轢かれたのか、
下半身が潰されたモリアオガエルの死骸がありました。
このように、一見効率が良さそうなモリアオガエルの産卵ですが、
全く、見当違いの場所で産卵することも多く見られます。

このような場所では、当然「全滅」。
本当に、一か八かの産卵方法といえるかもしれません。

又、この様な卵塊もありました。
モリアオガエルは、止水域でしか卵を産まないのですが、
渓流沿いの岩の窪みにたまった水溜りを上手く見つけて産卵している例。
6月4日 京都・北区
産卵が終わってホッと一息?
オタカラコウの葉で休憩するモリアオガエル。
(写真を見る限りでは、腹が膨らんでいるようにも見えるので、
これから産卵かもしれません)
6月10日 京都・左京区
場所によっては、天然記念物になっているモリアオガエルの産卵ですが、
幸い京都市では、個体数はかなり多いと思います。
この時期、どこの山へ行っても、必ずと言っていいほど、
卵塊&モリアオガエルを見ることが出来ます。
このような自然が、いつまでも残ることを祈っています。

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2015年6月4日木曜日

桃源郷!?:ギボウシの群生地にて

桃源郷=《陶淵明桃花源記」に描かれている桃林に囲まれた平和で豊かな別天地から》俗界を離れた別世界。仙境。理想郷。(goo辞典から引用)

ギボウシ類は、若芽を山菜のウルイとして食するのですが、
園芸種も数多くあるギボウシは、そのせい(乱獲?)もあってか、
近年、中々、山でもお目にかかれない植物になっています。

東北や信州など、人が少ない山奥では、群生が普通に見かけられるようですが、
京都では、神社の境内などに『植えられた』ものがある程度で、
自然下で見ることは殆どありません。

先日、久しぶり(15年ぶり)に行った山で、
面白いものを見つけました。(京都市内ですが、山間部です)

ご覧のように、ギボウシの群生を発見したのです。
でも、よく見てください。
現場は、川の中にド~ンと鎮座する切り立った大岩。

山中にでもあれば、神座として崇められるほど立派なものだ。
なぜ、この場にこのような大岩があるのかは不明ですが、
長きに渡り、川の水で侵食されたのでしょうかねぇ?

望遠にして撮影
それはさておき、このギボウシの群生は、この大岩の上以外には生えていません。
想像するに、以前は、この辺り一面に生えていたのでしょうが、
手の届く範囲、つまり大岩の上以外は採り尽くされたのではないでしょうか?

早速、川の急斜面を木を伝いながら降りてみましたが、
高さは、ゆうに5mはあろうかの大岩。
当然、人の手の届くことは全くありません。

人の手が届くことの無い大岩だけに残るギボウシの群生、
まさに、そこは最後に残された桃源郷です。
(夏の花期には、本当の桃源郷になるのでしょうね。又見に行きます!)

私も今春、採り尽くされて枯れるのを待つタラノキなどを何本も見ました。
残念ですね。
山菜採りのルールを守らないと、いずれ姿を消してしまします。

皮肉な形で残ったギボウシの群生。
ここだけでも残ってくれて、ありがとう!!

*追記
このギボウシは、岩場に生える「イワギボウシ」です。

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2015年6月1日月曜日

野生スズムシの孵化:ベビーラッシュです!

連日のベビーラッシュ。
5月の最終日。
やっと待望のスズムシが孵化しました(^o^)
生まれたてでまだ白いですが、
1時間もすれば黒くなります。

今回のスズムシは、昨秋、野生下で捕獲したもの。
ペットショップでお馴染みのスズムシですが、
野生種は数を減らしています。

秋には、美しい鳴き声を聞かせてくれますね。

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