自 己 紹 介

自分の写真
京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2015年6月4日木曜日

桃源郷!?:ギボウシの群生地にて

桃源郷=《陶淵明桃花源記」に描かれている桃林に囲まれた平和で豊かな別天地から》俗界を離れた別世界。仙境。理想郷。(goo辞典から引用)

ギボウシ類は、若芽を山菜のウルイとして食するのですが、
園芸種も数多くあるギボウシは、そのせい(乱獲?)もあってか、
近年、中々、山でもお目にかかれない植物になっています。

東北や信州など、人が少ない山奥では、群生が普通に見かけられるようですが、
京都では、神社の境内などに『植えられた』ものがある程度で、
自然下で見ることは殆どありません。

先日、久しぶり(15年ぶり)に行った山で、
面白いものを見つけました。(京都市内ですが、山間部です)

ご覧のように、ギボウシの群生を発見したのです。
でも、よく見てください。
現場は、川の中にド~ンと鎮座する切り立った大岩。

山中にでもあれば、神座として崇められるほど立派なものだ。
なぜ、この場にこのような大岩があるのかは不明ですが、
長きに渡り、川の水で侵食されたのでしょうかねぇ?

望遠にして撮影
それはさておき、このギボウシの群生は、この大岩の上以外には生えていません。
想像するに、以前は、この辺り一面に生えていたのでしょうが、
手の届く範囲、つまり大岩の上以外は採り尽くされたのではないでしょうか?

早速、川の急斜面を木を伝いながら降りてみましたが、
高さは、ゆうに5mはあろうかの大岩。
当然、人の手の届くことは全くありません。

人の手が届くことの無い大岩だけに残るギボウシの群生、
まさに、そこは最後に残された桃源郷です。
(夏の花期には、本当の桃源郷になるのでしょうね。又見に行きます!)

私も今春、採り尽くされて枯れるのを待つタラノキなどを何本も見ました。
残念ですね。
山菜採りのルールを守らないと、いずれ姿を消してしまします。

皮肉な形で残ったギボウシの群生。
ここだけでも残ってくれて、ありがとう!!

*追記
このギボウシは、岩場に生える「イワギボウシ」です。

    よろしければ、お一つクリックお願いします・・・( ´ ω ` )
            
    押していただくと、ランキングに反映されるのです。
    関連ブログもチェックできます(^O^)
  Check!↓フッターにも季節情報があります

0 件のコメント: