自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2014年4月26日土曜日

あなたも知らないうちに食べている!?不思議な海洋生物をあえて食す

海と言うのは、なんて神秘的なんのでしょう。
本当に、未知の生物の宝庫と言えるでしょうね(^。^)

最近では、温暖化の影響からか、
海流が変わったようで、
連日、近海で「リュウグウノツカイ」や「ダイオオイカ」が
が捕獲され、新聞等を賑わせていますが、
これとて、近年までは生きた姿を見る事さえ
殆どなかったという代物です。

さて、案外身近でもほとんど知られていない生物もおります。
先ずは、下の写真をご覧ください↓
ご存知ですか?
海の生物です。
何とも、奇怪な格好です。

タマキビと比べてください。
(タマキビは、岩場や防波堤についている豆粒ほどの巻貝です)

かなり小さいですよね~。
頭には、小さな目が付いています。
手?は、カマキリのように折りたたみになっているようです。
実は、この生き物・・・
皆さんも知らず知らずのうちに食べているかもしれません((((;゚Д゚))))
と、云うのも、
彼らは、ワカメやホンダワラ等の海藻に
ひっついて生活しているのです。
なので、ワカメ(特に生ワカメなど、加熱処理をしていないもの)や、
「チリモン界」でも有名なモンスターなのです。
私も、過去2回ほど行った名古屋港水族館のHPによると、
「ワレカラ食わぬ上人なし」という諺もあるらしい。
ちなみに、チリモンとは・・・
ポケモンではありません。
「ちりめんじゃこ」に入っている生物の事なのです。
エビやイカ、タコなどはよく目にしますね~。
ちりめんモンスター。
だからチリモンです。
彼の名前は、
ワレカラと言います。
大きい物で、体長2cmくらいです。
体後方の足で、しっかりとワカメなどに食らいつくので、
根がかりをしたホンダワラなどを手で外そうとすると、
手にガッチリと食らいつきます。
多分、足がカギ状になっているのでしょうね。
食らいつくと言っても、本当に噛み付いたり、
刺したりすることはありません。
ただ、本当に手をジャバジャバした位では外れません。

上の写真では、頭を持ち上げています。
彼らは、頭を持ち上げて尺取り虫の様に移動します。
海藻には、かなりの数がくっついているので、
海藻を手にとって見ると、彼らが「ワサワサ」と
動くのが見て取れますが、
異質な容姿、動き、それに半端ない数で、
圧倒されてしまします。
再度、この写真ですが、
これは、一房のワカメについたワレカラの一部。
実際は、この何倍もついています。

さて、このワレカラ。
容姿を見ていただければわかるように、
甲殻類なのです。
つまり、エビやカニと同じ仲間。
それも、かなり近いのです。
そういえば、どことなくシャコっぽいですね~。

という事で・・・
知らないうちに食べているかもしれませんが、
それなら、あえて知ってて実食です。

茹でたワレカラは、ほんのりピンク。
しかし、エビカニほど赤くなりません。

小さいものを口にしました。
???
カラですね。カラ。
海老の殻を食べているようです(>_<)

今度は、少し大きいものを。
!?!?!?!?
ホンの少し身があるぞ~!
エビですね。
でも、やはりカラが邪魔をします。
ひょっとしたら、唐揚げなら
カラまで柔らかく美味しく食べられるかもしれません。

このワレカラが、もう少し大きかったら、
きっと食用になっていたことでしょう。

余談ですが・・・
ワレカラは、釣の世界では案外知られておりまして、
それを模したワームが沢山釣具屋に並んでいます。
と、言いますのも、魚にとっては好餌なのです。
私のタックルボックスにも、しっかり入っていました。
実物と、ワームでは大きさがかなり違いすぎますが・・・www



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