自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2013年9月5日木曜日

うかつな行動で・・・。失明の危機!?サポニンとの戦い

先日の台風も温帯低気圧に変わり、
久しぶりの晴天となった今日。
午前中に、定期的に通っている病院の診察(高血圧症)を終え、
そのまま大原野へ行ってみました。

先月は、カブ・クワを求めて夜によく通ったが、
昼間に行くのは久しぶりだ。
「よく、夜は道をよく間違う」というが、
夜には間違ったことがない道を、ナゼか昼のひなかに
間違えるという大ボケをかましつつ、少し回り道して山道に入る。
今回の目的は、少し早いが、秋の木の実の下見に行こうと思って(^O^)

大原野の岩倉山から京都市内を望む。
いい木があったら、見つけておいて時期になったら収穫するつもりなのだ。
既に、ガマズミの木は見つけてあるので、その様子も見たかったのでした。

いつものように、愛用の原付で「トロトロ」と山道を上がって行きます。
昨日までの暴風雨により、道路には葉っぱどころか、杉の木の枝などが
散乱し、地盤がかなり緩んでいるので、竹が倒れたりしていました。

やがて、峠を越え下り道に差し掛かった時に、
一本の木に沢山の「木の実」がなっているのが目に入り、
早速、原付を止めて木の実を手に取りました。


勉強不足から、この実を見るのは初めて。
若くて白味がかった状態なのですが、
“さくらんぼ”のような愛らしい姿に惹かれ、
手に取った木の実を指でつまんでみたのです。

中々、硬い皮(殻か?)で覆われており、
一層強く、力を込めてつまんでみました。
しかし、コレがうかつな行動だったのだ((((;゚Д゚))))

潰れた果汁が、勢いよく顔に飛んできたのでした。
その途端、右目に激痛が走りました!!!! (゚д゚)!
痛みではなく、激痛
そう・・・
ゲキツウ ナノダ (>_<)

目は開けられなくなり、次々と涙が溢れ出て止まらない。
バックミラーで見てみると、目はマッカッカ。
この、バックミラーで見ている間も、目が開けてられない。
脳裏に浮かんだのは、「毒を含んでいるな!」、「最悪、病院行きか?」と
いうことでした。


目を洗いたいのですが、当然周りに水道なんてものはナシ。
でも、あまりの痛さに、カバンからスポーツドリンクを取り出し、
ペットボトルのキャップに注ぎました。

皆さん、もうお気づきですね。

そうです。

スポーツドリンクで目を洗いました!!

40数年生きてきましたが、まさかスポーツドリンクで
目を洗うとは思いませんでしたが、もし、毒成分があり、
病院行きになるよりはマシかと・・・(´Д` )

それでも、あまり症状が変わらないママ。
山に着いてスグでしたが、仕方なく帰路につくことにしました。
いわゆる強制帰宅です。

取り敢えず、病院行きになった時のことを考え、
痛い片目をつむりつつ、写真と、実の付いた小枝をとり、
原付にまたがりました。

しかし、空気に触れると痛くて、目を開けてられません(>_<)

それでも、スポーツドリンク洗眼の効果が出てきたのか、
とめどなく流れる涙が、有害成分を流しだしたのか、
徐々に目の痛みは緩やかになっているようでした。が、それでもとても痛い!!!
瞼が、下がってきているようで、少し視野が狭くなっているのだ。
「いよいよ、ヤバイな~」と、帰路を急ぎます。

秋の収穫期を迎えた大原野名物の
棚田の
壮観な景色もそっちのけで・・・。
(写真は春の風景)
帰ってスグに、痛い目をしっかり流水で洗い、
何の実か、ネットで検索してみました。

何種も似たようなものがありますが、
なんとか断定。

その正体とは・・・

エゴノキ

やはり、実は有毒で「サポニン」と言う石鹸成分を含んでいるので、
昔は石鹸の代わりに使っていたという事でした。
この時点で、“ハッと”しました。
そう言えば、この話聞いたことがるぞ~。
でも、山での発見時にはそんな話は、ついぞ忘れて、
まさか、コレが石鹸の実であるということは夢にも思わなかったのです。
昔の方はよくご存知なのでしょうが、
少なくとも、私の周りでは使っているということは聞いたことがありません。
なので、この様なうかつな行動を起こしてしまいました(´・_・`)

しかも、苦味、口腔喉の刺激、胃のただれ、溶血作用があり、
昔は、魚を取るために川に流したと言うシロモノなのであります。

しかし、肝心の目に入った時の影響を記述しておられるサイトがありません。
ただ、よく似た感じかな~と言うのはありました。

なんでも、インド原産のシカカイと言う植物の実を使ったシャンプーを
販売されているサイトです。
以下は、そのサイトの注意事項にあがっていた文章です。(ママ)

「シカカイ」には天然のサポニン石鹸成分が豊富に含有されており、
目に入るとかなり沁みて痛いです。「目に入っても害はない」と昔からインドでは
言われておりますが、充血する場合がありますので、 洗髪中、
シカカイ液が目には入らないよう、十分ご注意ください。

Q&Aでは・・・




シカカイで洗髪中、液が目にはいったら、すごく沁みました。大丈夫でしょうか?
インドでは、昔から、シカカイ液は目に入ると沁みるが害はないと言われています。
目に入ると沁みますので、洗髪中入った場合は、水で洗い流してください。数分目がごろごろする感じがしますが、しばらくすると問題なくなります。仮に、しばらく沁みた状態が続いても害はありません。数時間~翌日には普通に戻ります。但し、万が一、シカカイの濃厚な液が目にじかに入った場合は、目が真っ赤になりますので、注意が必要です。
全く、同じ状態です。
ホンマに「き~っーいシャンプー」が原液のまま目に入ったような感じです。
が、エゴノキも同じサポニン成分なので、しばらく様子を見ることにします。

こうして書いている間も、目は潤み、かなりの違和感はありますが。
さすが、石鹸の代わりだけあって、サポニンって結構強力なのですね。(´;ω;`)
って、感心してる場合じゃないって。

私も、今回の件で辛いながらも勉強しました。
皆さんも、くれぐれも気を付けてください。


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