自 己 紹 介

自分の写真
京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2013年9月17日火曜日

台風18号速報・写真で見る嵐山の浸水と桂川:第1部

◎まず初めに◎
今回の台風18号は、各地に甚大な被害をもたらしました。
特に、8月30日に制定されたばかりの「大雨特別警報」が、
京都・滋賀・福井に出されるという、かつてない非常事態でした。
桂川に程近い、我が周辺地域も前代未聞の被害を受けました。

昨今、大雨による水害や土砂崩れなどが全国で多発し、
多くの被害をもたらしているのは周知の事実でありますが、
まさか、我が地域(実家も同地域)がこの様な事態になるとは
思いもよりませんでした。

9月16日午前8時。
私も、人生40数年の中で初めて、
避難指示を経験しました
以下は、京都市防災危機管理館より発表された情報です。

9月16日8時00分 京都市避難指示発令【重要】

 京都市災害対策本部からお知らせします。
8時00分に,右京区の嵯峨,嵐山,北梅津,梅津の4学区,西京区の嵐山東,
松尾,桂川の3学区,南区の久世,吉祥院,祥豊,祥栄の4学区,伏見区横大路,
淀,納所,淀南,下鳥羽の5学区に避難指示を発令しました。
 これらの学区の皆さんは,浸水に備え,指定避難所へ避難してください。
ただし,屋外への避難が危険と感じる場合は,建物の2回以上に避難してください。
指定避難所は各学区の小中学校,京都競馬場,京阪淀駅2階コンコースを開設しています。
この情報は,南区,右京区,伏見区及び西京区の皆さんへ緊急速報メールでお知らせしています。
これまでは、浸水などの災害報道を、
遠い地域の出来事だと思っていました。
なぜなら、「絶対に桂川は氾濫しない」と言う過信が
あったからです。
各地の浸水を報道で知り、桂川を見る度に、
「この川幅なら絶対大丈夫だなぁ」と、勝手に楽観視していたのは事実です。

しかし、今日、市内各地域の現状を見て、
自宅と、自宅から近くの我が実家に、避難指示が出た時、
私の認識は180度ガラリと変わりました。
「災害は何処でも、何時でも起こる」という事が
身にしみてわかりました。
そして、今は、心からこの言葉が言えます。

この度の台風により、被災された方には、
心よりお見舞い申し上げます。

しかし、京都市では、この度の災害により、
怪我人や死者が出なかったのは、不幸中の幸いです。

前置きが長くなってしまいましたが、
本日の写真撮影は、決して興味本位や野次馬ではなく、
今回の災害を後世に残すため、
あえて記事にさせていただきました。


今日は、仕事でした。
自宅から現在の仕事場へは、桂川の土手を通勤道にしています。
これまでも、自宅は桂川右岸のため、
市内一円にある仕事場へは、必ず桂川を渡らねばならず、
ほぼ毎日、桂川を目にしています。

以下の写真は、仕事場へ行く途中で撮影しました。

国道171号線 久世橋付近
桂川土手道路より撮影
Google Mapより
平常時の上写真地点


河川敷の田畑は水没。
わずかに農機具倉庫だけが残る




道路脇まで水位が上がる。
右端が土手道。
中央は土手道から河原へ降りる通路。
久世橋橋脚も、もう少しで水没しそう。

Google Mapより
平常時の上写真付近

広域避難場所であるはずの桂川岸も、すっかり水没。


避難どころか、近づくこともできない。

右側が土手道。
本来、ここには広大な河川公園が広がる。

久世橋より一つ下流の祥久橋(第二久世橋)
これより下流域は、甚大な被害があった伏見区になる。
Google Mapより
平常時の上写真地点


市内いたるところで道路が冠水し、
道路補修車や消防関係車もひっきりなしに通る。

職場に着くと、この地域にも避難指示が出ており、
急遽、仕事が休みとなった。

よって、帰宅することになるのだが、
以下は途中で撮った写真である。
上記と重複する場所もあるが、
約30~1時間後に撮影したものである。


土手決壊まで、あと1.5mほどか。
幸いこの時点では、雨が上がっていたので大事には至らなかった。


係留された屋形船。
本来なら船の位置が川岸となる。


171号線 久世橋下の自転車・歩行者道も既に冠水。
Google Mapより
平常時の上写真地点




わずかに残る農作業物置など。


空には、防災・報道ヘリが飛び交う

川岸の田畑もかなりの被害を受けるが、どうすることもできない。


ここは、少し土地が高いのか?
一部区域は水没を免れる所もあるものの、
ほぼ全域で冠水。このような場所は、奇跡に近い。

大木も、根こそぎ。
今や大河となった桂川に飲み込まれんとする。

桂離宮前に掛かる桂大橋。


普段は、水深僅か20cmほどの
農業用水門の水深計も、5m65cmを指している


河川敷グランド。
左上部の照明施設は、西京極球場。


収穫を前に、こうべを垂れる稲穂。
水没した稲穂は、発芽したり風味が変わるなど、
商品価値がなくなる。

国道9号線 西大橋
道路は、各所通行止めの結果、大渋滞を起こしている。

少し、長くなりますので、
ここまでを第1部とさせていただきます。
第2部は、「国道9号線西大橋」より上流=嵐山周辺です。

関連情報:



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4 件のコメント:

魚菜 さんのコメント...

Sigeさん

人身に影響ないとのことで、なによりです。
当県では、山間の川の近くで2人行方不明になっています。

私は、15~16日は職場にて徹夜で災害待機してました。恐ろしい雨でしたが、京都・滋賀に大変な警報が出されてどうなってしまうのか・・・桂川で避難とのニュースを待機しながら見ていました。

あの清流桂川が、このような状況になるとは驚きです。本来の姿に早く自然が回復するのを祈ります。

SIGE さんのコメント...

>魚菜さん
早速のお見舞い、ありがとうございます。
今回ばかりは、自然の脅威を肌で感じました。
TVでも観光地と言う事で、京都ばかりが
クローズアップされていますが、
今回の台風被害は、全国的なものであったこと
を忘れてはいけませんね。
三重県の不明の方を初め、全国の被害者の方も
、安否が心配です。

KOH さんのコメント...

第2部はリンク切れのままですね。

SIGE さんのコメント...

>KOHさん
いつもありがとうございます。
早速修正しました。

*魚菜さんのHP見ました。
義父さん宅ご無事でなによりでした。