自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2014年5月12日月曜日

山の植物:15/初夏の京都・山花散歩

立夏を過ぎ、暦の上では早くも夏を迎えました。
ここ京都では、明日(5月13日)の気温は30℃の真夏日。
これからしばらくは、「今日も暑いね~」と言う
日が続きそうです。

私は基本的に夏は好きなのですが、
暑がりなので、人一倍「暑い~」を繰り返しています。

最近は、山の植物の記事が続いていますが、
今回も引き続き山へ行ってきました!。

今日の山は、嵐山~嵯峨野のもう少し奥、
保津川下りや、嵯峨野トロッコ列車で有名な
保津&柚子の里・水尾地区へ行ってきました。
愛用のバイク3台から、今日は原付を選択。
帰りに山の幸のおみやげを期待して、
積載性を元に選びました。

と言っても、自宅から近くなのですけどね・・・

原付でも、20分ほど走れば保津峡ですから、
バイクなんてなんでもいいんですけどね。

この時期に山を飾るのは藤の花。
実はフジの花や葉は食べられるのです。
花をかき揚げにして食べたことがありますが、
味は・・・しません。
でも、色がきれいなので、
山菜の天麩羅にチョット付けると華やかになります。

ただ、注意をしなければならないのが、
虫(フジツボミタマバエ)。
葉や花に、かなりの確率で虫こぶがついています。
虫こぶを割ってみると、中には小さなウジ虫が蠢いています。
まぁ、食べても害はないと思うのですが、
きもち悪いので取り除きましょう!
シマヘビも気持ちよさそうにお昼寝中です。
恥ずかしながら、実は先日。
シマヘビと遊んでいて、不覚にも手を噛まれ流血してしまいました(>_<)
シマヘビに噛まれたのは、15年振り2度目です。
毒はないですが、歯は鋭いので気をつけましょう!
このウニのような花はコウゾです。
和紙の原料として有名ですよね。
それにしにても面白い花です。
この後、実がなって食することが出来ます。
果実の時期は、同じ仲間の桑と同じく
6月中旬くらいでしょうか(^_^)v

桑で思い出しましたが、
毎年、沢山の実をつけていた
お気に入りの桂川の桑の木が、
昨年の台風の増水により
3本とも流されてしまいました(*_*;

今年はダメかな~
と思っていましたが、新しい場所を見つけましたので、
今年も収穫出来そうです(^O^)

ギザギザの葉が特徴のガマズミです。
 こちらは、葉が小さいのでコバノガマズミでしょうね。
秋には、真っ赤な実をつけ食することが出来ます。
小さくて見落としがちなのがキランソウ。
こんなに小さくても、実は薬効が高く、
漢方の世界ではちょっとした有名株なのです。

別名、地獄の釜蓋と言うオドロオドロしい名がついていますが、
高血圧や風邪に効くので、
「地獄への道へ蓋をする」と言う意味のようです。
花といえば、花のようなものですが・・・
ゼンマイの胞子です。
いわゆるオスゼンマイですね。
ゼンマイも、蕨なんかに比べれば減っているようです。
山菜採りに行っても、あまり収穫できません。
花は見られませんが、ミヤマアオイです。
花期はこの時期なのですが・・・。
徳川家の紋は、この仲間のフタバアオイと言われています。
山では、割とよく見かけるのですが、
そう言われてみれば、どことなく気品があります。
これも花に見えますが、ヤマネコノメソウの種です。
ユキノシタ科なので、もしかしたら食べられるかもしれませんが
どうでしょうね?
実は、今日はコレを取りに来ました!
ヒカゲカズラです。
飼育しているイモリが腹ボテで、
今にも産みそうなので産卵床として使用します。

かつて、ホームセンターでメダカの産卵床として
ヒカゲカズラの乾燥したものが、
キレイにパッケージングされて売っていました。
値段は350円!!(>_<)
そういえば若いころ、先斗町の料理店に勤めており、
懐石料理の飾りにこのヒカゲを使っていました。
この時も、同じく料理素材屋から買っていましたが、
その頃は、山に生えているとは知りませんでした。
今でも、時々田舎の道の駅で売っているのを見かけますが・・・。

山菜も採ってきました。
定番のタラの芽。
 ササダケ(ネマガリダケ)は、
アク抜きをしなくても美味しく食せます。
フッと崖下を見てみると・・・
オニヒカゲワラビと同じくらいの大型のシダが!
「きっとコレは雁足に違いない」と収穫。
(雁足は地方名が多く、オニヒカゲワラビや
コゴミを雁足と言う地方もあってややこしいです)
食してみましたが、苦味がキツイ(>_<)
もしかして重曹で灰汁が抜ける?と湯がいて見ましたが、
それでも一向に苦味は抜けません。
食感は良かっただけに残念です。

シダ類は、「最も有毒なのがワラビ」と言われております。
なので、毒性がないのでこういったチャレンジが出来るわけですが、
コレまでも、何度か「苦いシダ」を食しました。

美味しい春の山菜もいよいよ終わり。
GW休みなしで頑張ったプチご褒美の連休一日目は
こうして終了しました。

翌日(5月9日)は最後の山菜採りに
美山・名田庄に行きました。
その模様は、又後日報告いたします(^_^)v



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4 件のコメント:

魚菜 さんのコメント...

Sigeさん

未知のシダ植物をトライされたんですね。

シダ植物=よくわからない
ので、当方は未知のシダ植物にチャレンジしてきませんでしたが、これはなかなかおもしろそうな遊びです。

遊びの目標にリストアップさせていただきます。

あまりのそっくりさん多さにコケは挫折しました。シダも難しそうですがこちらは食べられるのが良いです。。

SIGE さんのコメント...

魚菜さん
今晩は。

春のシダは、毎年何かしら未知のものを
収穫してトライしているのですが、
未だにアタリがないのが現状です(>_<)
やはり、シダは開拓され尽くしているのでしょうかね?
しかし、どれも食感はいいのでもったいないです。
ただ、あの苦味が・・・。
不思議と、今まで食した4~5種の
苦味は似たようななものでした。
今度は、何とかして苦味を抜く「技」を
研究していこうと考えております。

苔は、当方も凄く凝った時期がありまして、
近所の山(まさしく苔寺の山です)
から苔むした石などを拾ってきて
水を「掛け掛け」大事にしていても
どうも枯れてしまいます。
私はどうやら、「空気」ではないかと睨んでいるのですが・・

魚菜 さんのコメント...

Sigeさん

当方も、2月に採取して製氷器に水とコケを入れて観察していましたが、直ぐにコケがかぴかぴになってきました。

そのままフタをしてずっと部屋の中に放置してますが、とても元気になってきて全く世話いらずです。
私も空気というか湿度が鍵のように思います。

SIGE さんのコメント...

魚菜さん今晩は。
なるほど、そう言われれば、
カエルの冬眠床用に採ってきた水苔は
常に水でぐっしょりで、
春になってもきれいな緑のままなのを
おもいだしました!

>そのままフタをしてずっと部屋の中に放置
それは凄くいい方法ですね~。
最近は、カエルや虫、植物達で
苔まで手が回らない状態なので、
余裕ができたら魚菜さん発見の方法で
チャレンジしてみたいと思います!