昨年9月。
台風18号に伴い降った大雨は、
名勝嵐山を始め、桂川流域にも
大きな被害をもたらしました。
この事は、暫くの間テレビでも報道されていましたので
ご存知の方も多いと思いますが、
地元の山もご覧のとおり↑で、山の中腹辺りで、林道が倒れた杉に塞がれて
通行不能になっていました(*_*;
この杉は、撤去されないまま今に至っております。
なので、山頂へも長らく行っていないのですが、
山菜採りが一段落した先週、
久しぶりに倒木の先へ行ってみることにしました(^O^)
倒木地帯は2箇所に渡っておりまして、
どちらも放置されたままでしたが、
半年以上たった今なら、地盤も安定しているので
倒木下を通っても大丈夫であろうという勝手な判断ですが・・・
さて、これより上はどうなっているのでしょうか?
ワラビがいたるところにありますが、
今日は山菜摘みが目的ではないので
そのまま通り過ぎます。
この時期は、沢山の花が見れるので楽しいですね。
こんな雑草みたいなものでも・・・
花が咲くととても綺麗で面白い形です。
花の形が、海の波のように見えることから名付けられたそうです。
新緑が眩しくなってきた山ですが、この様なピンクは目立ちます。
山の植物に「ウツギ」の名が付くものは多いですね。
面白いものを見つけました。
鹿の角です。
この時期は生え変わるので落ちていたのか、
それとも、死んでしまって角が残ったのか?
大きさから、若い鹿ですね。
鹿の骨はよく目にしますが、
角は初めてです。
ちなみに、鹿の角は漢方薬になります。
こちらは、先日もお伝えしたフジに出来た虫こぶ。
中には、ぎっしりとフジツボミタマバエの幼虫=ウジが
入っています。
藤花は食することが出来ますが、
間違えて食べないように気をつけましょう。
(植物に寄生するハエなので食べても害はないと思いますが・・・
気持ち悪いですもんね(>_<))
こちらも面白い形ですね。
チョッキリでしょうか?オトシブミでしょうか?
ウリハダカエデに沢山の揺り籠がぶら下がっています。
一つ失礼・・・
中には小さな卵が産み付けられていました。
あんなに小さな昆虫が、
大きな葉っぱを何十にも巻いて作る揺り籠。
自然って面白いですね。
センダンが、昨年の実をつけたまま新芽を出していました。
桂川畔にあるのはもう既に紫の花を咲かせているのですが、
この山中では、平地より1ヶ月ほど季節が遅いようです。
いつも思うのですが、
この新芽は柔らかそうで美味しそうなのですが、
残念ながら食することは出来ません。
ちなみに・・・幼木はこんなのですが↓
成熟するとこんな感じになります↓
実は、この木にはエピソードが有りまして、
江戸時代に処刑した罪人の晒首を置く台=獄門台は
必ずセンダンの木が使われていたそうです。
理由は・・・忘れてしましましたが、
どなたかのHPに書いてあるかもしれません。
これも新旧の実がなっているサルトリイバラ。
実・新芽は山菜として食せます。
途中、秘密の洞窟に立ち寄りました。
ここは、洞窟や伏流水等の暗がりで産卵するタゴガエルが
毎年産卵に訪れる場所なのですが、昨年は産卵に来ませんでいた。
なので、今年も見に来たのですが、
残念ながら、今年も確認することが出来ませんでした。
どうやら、足元にたまっているはずの湧き水があまりありません。
水が枯れてしまい、十分な水量が得られないために
産卵をすることが出来ないのでしょうか?
タカノツメも花を咲かせていました。
この木は、タラノキやコシアブラと同じくウコギ科の木で、
それらと同じく新芽を食することが出来ます。
ちなみに、トウガラシのタカノツメと混同しやすいですね。
ハートが円になって、Veryハッピー♡なのが、
アケビによく似たムベ。妖怪人間ベムじゃないですよ!ムベ!
花は終わりかけです。
この頃から、曇っていた空が、もたずに小雨が降りだす。
それでも、山頂を目指していたのですが、
更にきつくなってきました。
雨に濡れたオサムシも巣を目指して足早です。
私も道半ばですが、雨合羽も持っていないので、
足早に山を降りることにしました。
途中、沢の傍にある三つ葉をサッと洗って口に。
水耕栽培されたスーパーの三つ葉にはない
ワイルドな香りと程よいコシは、
急いで山を降りてきた私と同じく、
爽やかな気分でした。
次は天気の良い日に再アタックしてみようと思います(^O^)
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