自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2014年8月5日火曜日

山ゴキブリを探しに行こう!

不思議ですね~。
ゴキブリというと、家で出たら、ほとんどの方が
嫌がると思います(>_<)

虫好きの私も、流石に家のゴキブリは大嫌いで、
見かけたら(何故か私の家にはゴキブリがよく出る)
スグに退治できるように、各セクションに殺虫剤を配備!
そんな訳で、常に家の中には3~4本の殺虫剤があるのです(-_-;)

そんなゴキブリ嫌いの私(・・・好きな人はいないか!?)でも、
コイツだけは気になるのです。

そう、先日も登場してくれたヤマゴキブリ君です!

それと、我がブログの閲覧ランキングでも常に
上位に位置しているのも、何を隠そう、
このヤマゴキブリ君なのです(*。*)
ちなみに本日(8月5日)は、
堂々の2位に君臨されております!

それだけ、皆様の関心も高いということでしょうねぇ。
わたしも、皆さんも関心が高いというのであれば、
もうコレは特集するしかないでしょ(*´∀`*)

本日のテーマ。
題して・・・「ヤマゴキブリを探しに行こう!!」デス。
でも、チョット躊躇しますねぇ。
本当に皆さん見たいのでしょうか?
もしかして、私が勝手にそう思っているダケ?
(*_*)(*_*)(*_*)

でも、いいです!
勝手にやってしまいます。
すいませんが、お付き合いお願い致しますm(__)m

_________________________________
★★ヤマゴキブリはドコに居るの?

ヤマゴキブリは、別名《クチキゴキブリ》という名が示す通り、
朽木を餌にしています。
これは、クワガタやカブトムシの幼虫と同じように、
朽木を栄養分に変える共生菌が存在していると察します。

そのようなことから考えますと、
自ずと自然が多い野山になりますが、
特に広葉樹の森林に多く見られます。

逆に、杉などの針葉樹の場合は、
木の質から見ても分解されにくく、
餌として適さないことから殆ど見られません。

結論を申しますと、
クヌギやコナラなどの広葉樹が
生えている森林ということになりますが、

これは・・・
そうです!
カブトムシ・クワガタムシの生息域そのまんまなのです。

私の経験上、ヤマゴキブリとの最も多い遭遇場所は、
カブ・クワの居るような森林ですが、
一度、山裾の川沿い、
桜並木の中の一本の桜ウロの中に
居るのを見たことがあります。

いずれにしても、家庭用ゴキブリとは生息域を
全く異にし、「自然」豊かな場所でなければ
生息する事ができないゴキブリであります。

★★ベストシーズンは?

これは、やっぱり春~夏が一番ですね。
冬は、冬眠しておりますので、
冬眠床の朽木を割る以外、
自然的に見かけることはありません。

★★どの時間帯がいいの?

時間帯的には、基本、
日の暮れ~夜間が活動域と考えています。
私の経験則では、昼間はウロや朽木の中にいて
表には出てこないはずなのですが・・・

何故か?
今年は、昼間に見かけるケースが多いのです。
午後12時。
真っ昼間にクヌギの木でウロウロしていたヤマゴキ。
ここでも、結論を言えば・・・
いつでも見ることが出来る!?
と言うような、何の役にも立たない情報で・・・。
まことに、タヨリナイことでスイマセン(*_*)

でも、やっぱり日の暮れ~夜が基本線だと思います!

★★観察ポイントは?

まず、羽を見て下さい。
羽が生えていない個体は幼虫です。
幼虫個体
羽が生えているものでも、
羽具合でおおよその老若がわかります。

若齢個体
羽がしっかりと残っているのは、
比較的若い個体です。
もしかしたら、今季成虫になったものかもしれません。
年季が入っている個体
年が行くにつれて羽が短くなり、
体の半分も見えるようになります。

これは、長期の朽木での生活のために
羽がすり減った、また、交尾の際に互いに羽を
噛み合うなどの諸説がありますが、
はっきりしたことは殆ど分かりません。

次のポイントとしては、
足のトゲを見て下さい。
ヤマゴキブリはトゲトゲが非常に多いですね。

キリギリスやヤブキリは、肉食昆虫なので捕らえた獲物を
逃さないように足にトゲが生えています。
しかし、ヤマゴキブリは前途したように
主食は朽木や枯れ葉なので足のトゲは不必要では?
と考えてしまいます。

「ある程度雑食なのか?」とも思ってしまいますが・・・
どうもそうではないようなので、今のところこのトゲの役割は、
私にはよく分かりません。
もしかしたら、木につかまりやすくするために
生えているのかもしれませんが、
はっきりしたことはわからないのが現状です・・・。

最後のポイントとしては、その大きさです。
写真では分かり辛いですが、
本当に大きいのです(・o・)
これは、是非とも皆さんの目で見ていただきたいと思います(^O^)

★★観察の注意点

◎夜間の観察になりますので、明かりの確保は必須です。
懐中電灯は多くて損ということはありません。
足元にも気を付けられるよう、
明かりはしっかり取れるものをおすすめします。

◎マムシやムカデなどに注意
森林へ入ることが必要なのですが、
当然危険な生物も居ます。
迂闊に足を踏み入れるとマムシに「ガブリっ」と言うことも
十分考えられます。
できうれば、長靴での観察をお勧めいたします。

◎やぶ蚊対策は万全に
蚊に刺されまくりでは楽しいはずの観察会も
台無しになってしまします。
虫除けスプレーや「お出かけアース」のような
市販の除虫材を用いるようにします。

★★その他の楽しみ
前途した通り、ヤマゴキブリは案外清潔。
生き物ですから雑菌は当然居ますが、
家ゴキのように心配するほどのことはありません。

なので、捕えて「遊んでみる」のもいいかもしれません。
木についているときは案外おとなしいので、
簡単に捕獲できます。

ただ、いくら清潔と行っても野生生物ですので、
触った後は手洗いを忘れずに!

H26.8.8 追記
他にも色々山ゴキブリの記事を掲載しております。
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(ヤマゴキブリ・クチキゴキブリ・オオゴキブリでも検索できます)


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2 件のコメント:

みぃたちょ さんのコメント...

コメントありがとうございます♪
ヤマゴキさん、やっぱりゴキさんですね…
見てて『うぅ…』と声が漏れてしまいました(笑
何百匹も飼ってる私でさえ(*>ω<*)

森で出会ったら叫んでしまいそうです!

SIGE さんのコメント...

みぃたちょさん
こんばんは。

そうですか!
・・・・山ゴキ。
強者のみぃたちょさんでも叫んでしまいそうですか(笑)

私も、今はずいぶんなれましたが、
それでも、もし木から落ちてきて
首筋にでも乗っかられたら、きっと・・・
卒倒ですね(-_-;)