自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2016年9月9日金曜日

自宅植栽のオニバスになんと花茎が!!

オニバスといえば、
今や全国的に見ても絶滅が危惧されているスイレン科の在来種。
全面がトゲに覆われた葉の大きさは2m超になり、
農業の妨げになったり、ジュンサイの収穫に影響をおよぼすことから、
積極的に駆逐の対象になり、さらに、農薬の使用や、
池の埋め立て造成などで、多くの生息地が消滅しました。

(このブログでも、何度か京都・亀岡の自生地を紹介していますので、
ブログ内検索してみてください(^O^))

さて、我が家のオニバスは、
亀岡のものではなく、「巨椋池」のものです。

「巨椋池」と言いますのは、昭和の初めに干拓事業で姿を消した、
向島~久御山に掛けて広がっていた周囲16kmの巨大な池で、
池というよりは、湖に近かったものと言われています。

又、干拓とは、「池の水を抜いて農地を作る」事業で、
埋め立てとは異なり、
土地の高さは池があった当時と変わらないため、
今でも、数カ所のポンプ場で水を抜き続けています。

そんな、ポンプ場の一角に、
昔の巨椋池に生えていた蓮やガマなどの植物を集めた、
ビオトープが設けられています。

職場からそんなに遠くないので、早く仕事が終わった時、
そこを訪れてボーッと眺めているのですが、
ある時、そこを管理しているオヤジさんと出会いました。

オヤジさんには、蓮の育て方や巨椋池のことなど、
いろいろな話を聞かせてもらい、
おみやげに、この辺りではまず見かけない
「サジオモダカ」をビオトープから抜いてくれました。

サジオモダカは、ビオトープに田の土を入れた際、
勝手に生えてきたそうですが、
今、干拓地内の田を見て回っても、
まずお目にかかれません。

さて、オニバスの話ですが、
オヤジさんが、サジオモダカを抜いてくれた時に、
一緒に小さなオニバスがついていました。

家に帰って、コンビニ袋を改めて分かったのですが、
当初は、「葉径が2mにもなるオニバスが育つかな?まぁ、葉だけでも賑わえば」
と言う軽いノリで100均制プランターのミニビオ2号(1号は以前このブログでお伝えしました)
へ植え付けました。

それが、まさか花茎を上げるなんて!!!

1週間ぐらい前から、葉とはなんだか違う感じの茎が上がってきていましたが、
先日(9月7日)に、それが、オニバスの花茎であることがわかりました。
葉の大きさは、2mには程遠く、
大きなものでも、直系5cm程です。


それでも、花茎を上げるのですね!!!

じつは、オニバスは、最も期待していなかったのですが、
スイレンや蓮を押しのけて、花をつけました。

恐らく、日当たりがすこぶるいい場所に植えたのと・・・

水深をぐっと浅くした
(いや、必然的に浅くなってしまった、なんせ、ダイソーのプランターなので)
のが良かったのではないかと推測します。
ちなみに、傍の丸い葉はジュンサイです。
ジュンサイの傍にオニバスと言えば、いにしえの日本の池の姿ではないでしょうか!
あと、ここには、ヒルムシロとヘアーグラスが写っていますが、
隅には、イグサが生えています。

ミニビオ2号全景はこんな感じです。
あ、あと、トチカガミも浮いていますね。
さて、このオニバスですが、
遂に今日(9月8日)花をつけました!!!!が、
その模様は、次回お知らせします

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