自 己 紹 介

自分の写真
京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2015年4月18日土曜日

今回も雨。山菜採り:M山編

春~秋。
それぞれに楽しめる自然ですが、
自然活動が極端に減ってしまう、
寂しい冬を乗り越えてやってきた春は、
「待ちに待った!」と言う感じで、好きな時期の一つです。

特に、この時期は親イカ釣も行くのですが、
親イカは個体数が少なく警戒心も強いので、
秋イカのように中々簡単には釣らせてもらえない。
当然、ボウズなんてことが殆どなんですが、
今日紹介する山菜採りは、なんせ採りっぱぐれがないのが、又いいところ。

そんな訳で、今日は先週、雨で山菜採り行きが流れてしまった
京都・M山までやって来ました。

と、行っても、今日の天気は雨の予報。
朝方から降ったりやんだりで、出発時はどんより曇り。
「あ~ぁ。このところ、何故か休みに雨があたってしまう・・・」

まずは、定番のワラビ摘み。

よく似ているけど、これは違います。
毛むくじゃらなのは、イヌワラビ。
同じワラビと言う名前がついていても、
食べられないのでイヌなのです。

自宅の近くは、採取競争が激しいタラの芽も、
流石M山。
ご覧のように、全然詰まれていません。

さて、コゴミ第一ポイントへ。
ここは、昨年美味しい思いをした場所なんですが・・・
何かがオカシイ!
今ヒョロヒョロコゴミしかありません。
周り全てが、このありさまです。

ふと、気が付き、よく見てみると、草が刈り取られたような跡が。
そこに、定番の鹿の糞。
 ここで、想像をふくらませました。

①この場所に隣接して農地が広がっているので、鹿の食害を抑えるために、
 農家のかたによって草刈りが行われた。

②鹿が全てを食い荒らした。

③土壌が痩せた。

まぁ、①はないでしょうね。
夏~秋の草刈りはあったとしても、この時期には、
わざわざ少ない草を刈ることはないでしょうね。
③も考えにくい。
と、言うことは、②のすべてを食い荒らしたと言うことではないでしょうか。

結果、正しい時期に芽出しを阻害されたコゴミが、
小型化してしまったのではないか?と考えるのですが、如何でしょうか?

そんなことを考えながら、山へ入っていきます。
すると・・・(^o^)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
シダ植物界の森伊蔵。オニヒカゲワラビ!!
決して群生しない、幻のシダではないかと思います。
これは、来年も楽しむため、2本だけ頂きます。
この様に、山菜採りは、少し残してやることが肝要です。

そのまま歩いて行くと、
を!!
「ネマガリダケや~」
と、思ってはいけません。
これは、猛毒植物のマムシグサの芽出しです。
この後の容姿は全く違うのですが、この時期はよく似ていますので
注意が必要。当然スルーです。

この日は、雲の流れが早く、天気がめまぐるしく変わります。
少し歩いては陽がさし、そして数分後には雨が降る。
何とも、変な天気です。
も少し歩くと、これは、柔らかく、全く美味そうに見えるのですが、
以前、採取して食した所、苦くて食べれなかったシダ。
生花で、よく使われる通称「生花ゼンマイ」です。

沢沿いには、ミズ(ウワバミソウ)があります。
根元のネットリ感が大好きな山菜の一つですね。

生でも、食べられます。
葉を捨てる方が多いと聞きますが、
私は、漬物にしています。
美味!

沢の縁で花を咲かせているのはヤマエンゴサク。
ケマンの仲間で、直ぐに姿を消してしまうので、春の妖精と呼ばれています。

山でも降ったりやんだりでしたが、車まで戻ってくると、遂に本降りに。
仕方ないので、小一時間車内でお昼寝。

雨も小康状態。
車を走らせ、次のポイントへ。
でも、ここでもこんな小さなヒョロコゴミ。
当然、採取もできず、焦燥感が漂います

イカリソウが奇妙な花を咲かせています。
私は、この花が大好きで、自宅でも栽培しているのですが、
何故か花が咲かず葉っぱばかり。
やはり自然でないとダメなのでしょうか。

最後のマル秘ポイントへ。
ここは、これまでの道中、実績が最も高い場所です。
すると・・・(^o^)
あった!
立派なコゴミがあった!

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ご覧のように、コゴミは群生していますので、
自分一人なら採り過ぎるということはないでしょうが、
沢山の人が採れば、あるいは・・・と言うことも考えられます。
何事も加減をして、必要分だけを採るのが、山菜採りの楽しみ方ですね。

ここのコゴミは、太く立派で、売っている栽培ものとヒケを取らないくらいです。
食べ方は、天ぷらが一般的ですが、私は湯掻いて味の素と醤油。
コレが大好きです。

帰り道、私が知っているヒキガエル産卵場所の一つへ寄りました。
自宅近くの山では、先日報告したように、
残念ながら産卵が行われないという「異変」を紹介しましたが、
この場所は、今年も無事産卵が行われていました。
ただ、昨年より、少し少ないような気がします。
(オタマになっているものも多数)

今日の成果です。
左上
・コゴミ(実際は、もう少し摘みました)
下段
・タラの芽
・オニヒカゲワラビ
・ミズ(ウワバミソウ)
・ワラビ
一番左は、雨が降ってきたので、焦ってろくに確認せずに
ミヤマイラクサと間違えて摘んだイラクサ(>_<)
帰ってビックリ、当然食べれませんので廃棄。

春のほんの一瞬。
短い期間ですが、今月一杯は楽しめそうです。

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7 件のコメント:

魚菜 さんのコメント...

Sigeさん

大漁ですね。
皆コンデションが良さそうな
山菜ばかりで
Sigeさんが見つけたマイポイント
と推察されます。
いいポイントですね。
あれば人が採ってしまうタラの芽が無傷というのが良いです。


オニヒカゲワラビが光ってます(笑)
コゴミが一緒に写っているので
大きさの感じが解りました。

BOA.NOTEの管理人 さんのコメント...

Sigeさん 新鮮な山菜写真のオンパレードですね!炊き込みご飯に入れたら美味しいだろうなあ。

ヤマエンゴサク、可憐ですね。優しい空色といいまさしく妖精ですね。イカリソウは今まで自然の中で見たことが無いですが、確かに、特徴的な花です。私も去年ケマンソウを自生地から持ち帰って自宅の裏庭に植えていたんですが、花を付けず、一冬を越した今、復活してくる兆しも見えません(>_<)

また挑戦してみたいですが・・・自然の中だと「適当にその辺に」生えている風でも、実はけっこう繊細に、生きていく場所を選んでるのかも知れないと思いました。植物だけでなく、野生の動物も同じかもしれません。改めて、コンペ―トー君の事はとても残念でした。

SIGE さんのコメント...

魚菜さん。
オニヒカゲワラビは、まだ出だしでしたので、かなり小さいものです。
まだまだ大きくなるその姿は、
真黒な毛に覆われて、まさに鬼。
本当によく名づけたものです。
しかし、味は飛びきりの一流です。

SIGE さんのコメント...

BOAさん。
アメリカにも、ケマンがあるのですか?
ケマンは、紫、黄色、白など色とりどりで、
しかも綺麗で、面白い花なので私も大好きです。
しかし、猛毒と言うことで注意が必要ですね。

ビギナーama さんのコメント...

本日、コンペートーの記事を読みました。
とても悲しいです。
成長して、大人になってほしかった。
ものすごく残念です。

本当は私はアマガエルだけが好きだったのです。でもコンペートーのおかげで、ヒキガエルも好きになりました。

私にも言わせてください。
ありがとう!コンペートー!


白木悠理 さんのコメント...

>SIGEさん

追記になりますが、ケマンソウ、こちらにもあるんです。

もとは日本か朝鮮半島から移入したと言われているんですが、ガーデニングで人気が出て、我が家のまわりだと雑木林の斜面などに勝手に生えているのもあります。奇麗ですよね。スタンダードな紫もいいですが、自分は白のバリエーションが好きです。

毒は、かなり強いようですね。間違えて食べないように気を付けます(笑)

SIGE さんのコメント...

Amaさん。
有難うございます。
本当に残念です。
毎日の成長を楽しみにしておりましたが・・・

最終的には、アマガエルと同じくらいの大きさでした。

生き物って何でもそうですが、
成長して大きくなってからの飼育は、
比較的簡単ですが、
小さなうちは、かなり難しいですね。
実感しました。

今回は、それをカデに再挑戦中です。
飼育記は、又ブログで報告します!