ナツエビネの花が、そろそろ見頃かと、
以前から目をつけていた場所を巡回してみました。
ナツエビネは、京都府では絶滅危惧種に指定されていて、
春咲きのジエビネが要注目種であることを考えると、
より、貴重度が高い野生ランです。
今回は、京都市内と美山で観察しました。
ナツエビネやエビネなどの野生ランは、人里離れた深山に生えているイメージが有りますが、
実は、京都市内でも十分に見ることが出来ます。
先ずは、カエデの大木に付いたシノブがお出迎えです。
シノブは、シノブダマなどで鑑賞されるように、
夏の風物詩として重宝されます。
枯木に、クモキリソウの群落が有りました。
クモキリソウは蘭の仲間ですが、花が小さくて地味なので、観賞価値は低いようですが、葉が美しいので、私は大好きな野生ランです。
初夏の花期が終わり、花茎だけになっています。
不思議な事に、ザッと見たところ、種がついているクモキリソウはありませんでした。
どうやら、此処のクモキリソウは、バルブで増えているようです。
さて、ナツエビネのスポットにやって来ました。
じつは、私は沢沿いを探索することが多いせいか、
ナツエビネによく遭遇します。
エビネ類は、湿度が高いところを好むのですが、
特に、このナツエビネは、高湿度の場所・・・河原などによく着床しています。
空前絶後の、夢の様なナツエビネ群落です。
貴重度の高いナツエビネが、これほどまでに群落を作るとは!!
発見時は、飛び上がって喜びました(^O^)
花茎が上がっているもの有りましたが、
残念ながら、開花までもう少しのようです。
ただ、園芸時によく言われるような、花茎が黒くなり、開花を待たずに朽ち果てる状態の花茎も多くありました。
自然下でもこのような状況なので、植栽のものに花をつけるのは、
大変困難であるだろうと感じます。
ウバユリが花を咲かせています
場所は変わって、京都府下のナツエビネ。
コチラも開花待ち。
かなりの大株です。
残念がら、今回(8月9日)の観察では、花を見ることが出来ませんでした。
お盆は、サービス業の私。
仕事で忙しくしておりまして、観察にいけませんでした。
きっと、キレイなナツエビネの花が見れたのでしょうが、
今年も、遭遇することが出来なさそうです。(*_*)
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