自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2014年2月4日火曜日

さて問題です。ブンブンは越冬するのでしょうか?

子供の頃は、何処にでもいて、手軽に取れることから、
ブンブンをよく取りました。
カブトムシやクワガタは、やはり、山中などに
入らねばならなかったので、ハードルが高かったのですが・・・。

子供の頃は、ブンブンと言えば友達同士でも、
カナブン・ハナムグリ・コガネムシなど、とにかく
「ピカリっ!」と光っているものなら、
総称してブンブンと呼んでいました。

京都市の中心部で育った私は、
近くには自然は全くなく、取れるのはセミや植木鉢に来る
アゲハチョウぐらいものも。
ハナムグリでも捕獲しようものなら、友人にも鼻高々!だったのです(^^)
それでも、近くの公園の隅を掘れば、
小さなブンブンの幼虫が沢山出てきたものです(種類は何か分かりませんが・・・)

取ったブンブンは、やはり、定番の糸グルグルです。
糸で首をくくってグルグル回す“糸グルグル”は、
子供なら、必ずと言っていいほど経験がありますが、
回しすぎて、「首が取れる」と言う事も、皆さん経験されていると思います(*_*)

さて、本日の課題「ブンブンは越冬するか?」ということですが、
皆さんはどう思われますか?

先日、春も近いので、カブトムシ幼虫のマット手入れを行いました。
今年の幼虫は、死亡率が低く、今現在で16匹の幼虫を確認することができたのですが、
その中で、手に当たった小さな物体が「モゾモゾ」動いているではありませんか(・・?


よく見てみると、ヒキガエルの餌用にストックしておいた「シロテンハナムグリ」でした。
夏なら、ヒキガエルにバクバク食べさせるブンブンも、
冬に見つけたのと、長い間生きてくれていた事で、
凄く愛おしさを感じてしまいました(*´ω`*)

ブンブン・・・
飛ぶときの羽の音が、「ブンブン」言うことからついたと思われるのですが、
越冬する種と、しない種があります。
夏のクヌギなんかに、固まって並んでいる「カナブン」は、
残念ながらひと夏で寿命を終わらせます。
クヌギに群がるカナブン。
この木だけでも、全体で50匹以上はゆうに確認できる。

ハナムグリ、コガネムシも、過去の飼育経験から、
そのシーズンには、産卵を終え、全て死に絶えてしまいます。
しかし、ハナムグリの仲間でも、樹液に来るハナムグリの
「シロテンハナムグリ」は、上記のように成虫越冬し、春には、又
元気な姿を見せてくれます。
シロテンハナムグリによく似た種で、「シラホシハナムグリ」と言うのがいます。
この2種は、ほとんど見分けがつかないのですが、
背中の紋の大きさや並び方が違うことから見分けがつきます。
しかし、確証はできませんが、おそらくシロテンハナムグリ同様、
越冬するのではないでしょうか?

よって、今回のまとめです。
Q.ブンブンは越冬するのでしょうか?
A.する種と、しない種が有ります。
 する種としては、シロテンハナムグリと、センチコガネの仲間が越冬します。
と、言うことになると思います。

ブンブンにせよ、クワガタにせよ、どうして越冬する種と、
死んでしまう種が入るのでしょうね。
何か理由があるとは思うのですが、全く不思議でなりません。
ただ、ひとつ言えることは、「フィールドで見かける個体数が圧倒的に違う」
ということです。
越冬するヒラタクワガタやオオクワは個体数が少ないですし、
翻って、シーズンで寿命を全うするノコギリやミヤマはよく見かける。
シロテンハナムグリもしかりです。
どうやら、この辺りに越冬の理由がありそうです。

よし、ハナムグリ君。
数々の危機と試練を乗り越え、よく残っていてくれた!
君は、今夏もヒキガエルに与えずに、飼育してみるよ。
だから、来年の冬も感動をください!(今年始まったばかりなのに、もう来年かよ!(-_-;))



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