自 己 紹 介

自分の写真
5年間のブログ休眠から目覚めた!

2016年9月5日月曜日

『水・湿紀行(水辺に暮らす動植物たち)』-1:アサザ

環境省のレッドデータでは、準絶滅危惧種。
そして、京都府では、より絶滅のおそれがある
絶滅危惧種Aに指定されているアサザ。
ミツガシワ科に属する、日本に古来からある水草です。
一見するとスイレンの葉のようにも見えますが、
葉には、鋸歯(縁にギザギザ)があり、慣れると簡単に見分けがつきます。
又、スイレンやコウホネのような根茎(イモ)を持たない点も、
スイレン科の植物とは異なります。

もし、うまくわからないようでしたら、
葉裏を見ると一目瞭然。
ご覧のように、葉裏全体が紫がかっています。

さて、このアサザですが、
現在、国産の水草類の多くが、いずれも絶滅の危機に瀕していますが、
このアサザも例外ではありません。
その昔は、多くの溜池や水田用水路などで見られたであろうアサザは、
決して弱い植物ではなく、
植栽下では、ランナーにより次々と子株を作り、
なんとも、そりゃー恐ろしいほどに増え続けます( ゚д゚)

ご覧のように、これは、京都市内のとある用水路ですが、
あたり一面を覆い尽くすほどに生育しています。
もちろん自生です。
京都市内、それも自宅からそんなに遠くない場所に、
アサザの大群落が有る事自体信じられませんが、
これを発見した時、私も全く信じることが出来ませんでした!!
将に狂喜乱舞状態です(^O^)

京都府下には、確認例があるそうですが、
この場所は、一般に知られているのでしょうか?
もし知れていていないのでしたら、大発見かもしれません。

今年も、園芸店に行ったら、メダカの水草コーナー
(最近の園芸店やホームセンターは、メダカブームによって、
色々な水生植物が沢山置いてある)には、
ガガブタやスイレンなどと並び、
アサザもびっくりするような値段で売られていました。
 さて、このアサザですが、
チョット変わった繁殖方法を持っておりまして、
先ほど言ったとおり、ランナーで増えるのが一般的で、
ここにあるものは、恐らくランナーでの繁殖・・・つまり一個体であることでしょう。

それ以外に、本来の植物の繁殖方法である、
「種による繁殖」・・・実は、これが変わっているのです。

ナント!!アサザは、同じ個体間(花型)では受精することが出来ず、
種子を作ることがありません。

そのため、一説には、現在、我が国に自生するアサザは、
61個体しか無いと言われています。
(一般的に認知された説ですが、確証されていないので、一説としました。)
ちなみに、花期は夏で、黄色い小さな花をつけます。

国内で唯一、異なる花形が存在するのが霞ヶ浦で、
HP等を見る限り、大規模な保護・繁殖事業が展開されているようです。

*この写真の場所や、自家植栽を見る限り、
繁殖力が大変強い水草ですが、このような植物が、
環境の変化や外来植物の侵入により、
どんどんと消えていくのは、寂し限りですね。

  よろしければ、お一つクリックお願いします・・・( ´ ω ` )
            
  押していただくと、ランキングに反映されるのです。
   関連ブログもチェックできます(^O^)
  Check!↓フッターにも季節情報があります

2016年8月29日月曜日

新コーナー『水・湿紀行(水辺に暮らす動植物たち)』始めます

最近は積極的に、川や湿地・休耕田などに出かけ、
水生植物や、水辺の生き物達を観察しています。

これまで、川魚や金魚・熱帯魚を飼育してきた遍歴から、
細々と水草を飼育・植栽していましたが、
メダカ飼育を始めてからというもの、水草熱が再燃。
最近は、レアな水草を求めて山に川に奔走しております。

この新コーナーでは、『水・湿紀行(水辺に暮らす動植物たち)と題し、
水辺で見かけたり、採取した動植物について紹介していきます。

なお、このコーナーに先立って、
私自身ある一定のルールを定めました。

・フェンスで囲った農業用溜池など、立ち入り禁止の場所へは、
 絶対に立ち入らない。
・貴重な動植物。保護された動植物は採取しない。
・種の存続が危ぶまれるような、大量採取はしない。
・田や休耕田での採取は、所有者に必ず断りを入れる。
 承諾が得られない場合は写真撮影のみとし、採取は行わない。

このルールのもと、
楽しく沢山の動植物に出会えることを願い、
このコーナーをスタートさせます(^o^)

どうぞ宜しくお願いします。
            左上から:ナガレヒキガエル・シャジクモ
            下段左から:オオミズゴケ・着床立葉型のホテイアオイ


  よろしければ、お一つクリックお願いします・・・( ´ ω ` )
            
  押していただくと、ランキングに反映されるのです。
   関連ブログもチェックできます(^O^)
  Check!↓フッターにも季節情報があります

2016年8月12日金曜日

山の植物-22・ヒメザゼンソウ

今年の春に、京都・北山で、ウバユリらしき群落を見つけました。
ウバユリなんて、どこにでも有るのですが、
その日見たウバユリは、どこか違うような・・・
何かしらの違和感があったわけですが、
その時は、あまり気にしていませんでした。

しかし、私の中で、どうも日に日に、その違和感は増大していき、
遂に、「あの植物は、ウバユリではなく、ヒメザゼンソウではないか!?」
と言う、思いが強くなっていったのです。

ヒメザゼンソウだとすれば、これは、すごい事です。

なんせ、ヒメザゼンソウは、京都府のレッドデータで、
絶滅寸前種。

言わば、生死の境目を行き来しているような貴重な植物で、
全国的にみても、かなり貴重な種であることは間違いありません。

同じサトイモ科の、ザゼンソウやミズバショウは有名なため、
結構各地で、保存活動がなされていますが、
ヒメザゼンソウは、マイナーなためか、または、
ザゼンソウほどのインパクト(大きさ)が無いためか、
あまり保護がなされなかったようです。

それに、なんといっても、葉が生い茂っている時のあの見た目は、
どう見てもウバユリにしか見えず、
そんなことで、どうも道路の造成などで、
犠牲になったものも多いそうです。

そして、遂に、7月22日に確認する機会が出来ましたので、
行ってきました!!
まさしく、京都府絶滅寸前種のヒメザゼンソウでした!!

花の真下にある黒いものは、先に咲いた花で、
種だけが残っています。
ヒメザゼンソウは、初夏から夏の花期に、
2~3回花をつけるそうです。

花期には、生い茂っていた葉が消え、
花だけが、小さく草葉に隠れるように咲きます。

そして、その種は、一年掛けて肥大し、
次年に芽を吹くことになるそうです。


杉の落ち葉と比べて見れば、
この花が、どれほど小さいかがわかります。

 この様に、たくさんの花が群落として存在します。


ザゼンソウは、その花の形から、
僧が座禅を組む姿を模してつけられた名前ですが、
なるほど・・・粋な名前をつけたものです。

  よろしければ、お一つクリックお願いします・・・( ´ ω ` )
            
  押していただくと、ランキングに反映されるのです。
   関連ブログもチェックできます(^O^)
  Check!↓フッターにも季節情報があります