自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2014年6月30日月曜日

ヤブキリの捕獲・飼育法

昨日に引き続き「ヤブキリ」ネタですが、
今日はその飼育について少し解説させて頂きます(^-^)

ヤブキリについては、採取は困難を極めます。
まず、キリギリスほど個体数が多くないのと、
生息域が山地及び山地に近い場所であること、
さらに、ほとんどが高い場所におり、
鳴き声はすれど姿を表さないという感じでしょうか。

できうることならば、警戒心が幾分低い幼虫期(5月中)
に捕獲しておく事がお勧めですが、
今は時期が過ぎておりますので、
やむなく成虫を捕獲することになります。

成虫の捕獲はとりあえず「歩きまわる」ことです。
山へ行ってすぐにいる場合もありますが、
何分、個体数が少ないのでどうしても歩くことになります。
また、ヤブキリは昼間にもなくので、
その鳴き声を頼りにすれば探しやすいと思います。

生息場所のポイントは、ススキなどのイネ科の
背の高い草が生えている所や低木、木に巻き付いた葛などの
上にチョコンと乗っていますが、
人の気配を感じると直ぐに草の根へ入ってしまいます。

こうなってしまうと捕獲は不可能ですので、
見つけたらソ~ッと近づいて一発で仕留めます。
高い場所で鳴いている場合は、鳴き声を頼りに近寄り網を入れます。

捕獲して網に入ったら、ケースに移さなくてはならないのですが、
かなり!かなり!かなり!動きが早いので
せっかく捕えても、この際に逃してしまう場合が多いのです。
その早さといえば、キリギリスとは比べ物にはなりません。

油断大敵なのです!

さて、持ち帰ったヤブキリを飼育ケースに移動させますが、
この時も逃げられないようにするのは言うまでもありません。

私の飼育ケースのレイアウトは・・・
底には植木用の土を少量。
ペットボトルを切ったものに葛の葉を茎ごとと、
隠れ家代わりの落ち葉を少々。
後は、ミルワームを入れる餌皿。

一応、串刺しにした人参も入れていますが、
全くというほど葛や人参は食べません!

餌は、完全なる肉食。
飼育する上では、バッタやミルワームを与えていますが、
絶対にしてはいけないのが複数飼育。
同じヤブキリ同士でもあっという間に1匹になってしまいます。
もちろん、オスメスも同じケースで飼育すると共食いしますので、
繁殖期以外は単独飼育をします。

繁殖期に一緒にする場合でも、草を多めに入れたり
障害物を入れるなどできうる限り
共食いが起こりにくい環境を整えます。
後は、朝晩に霧吹きで水を与え、
適度に草葉を取り替えます。

先ほど環境の項で書きましたが、
肉食のヤブキリは、土のない環境では
ケース内が凄く臭くなります。
しかし、土を入れることによって匂いはなくなります。

鳴き声は決していいとはいえないヤブキリですが、
バッタなどを捕えて食べる姿は(バッタには悪いですが((((;゚Д゚))))
圧巻の一言です!
皆様も一度、飼育にトライしてみては如何でしょうか!


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