以前から、超有名繁殖地の滋賀県の醒ヶ井に
バイカモの花を見に行きたいと思い、
色々検索をかかけていた所、
なんと、我が京都市でも「バイカモの花」の目撃ブログやHPが。
それも、その生息する川というのが、
私の中で、子供の頃から、
ドブ川としてインプットされている「有栖川」と言うから、尚驚き!
そう言えば、近隣を流れる「天神川」も、私が子供の頃は同じくドブ川として
インプットされていたのだが、近年水質が驚くほど向上。
かなり低地の住宅街でもホタルが飛ぶまでに環境改善されたこともあり、
これは、早速調査せねばと、一握りの希望(一抹の不安と・・・)を元に、
有栖川バイカモ調査プロジェクトをスタートしました。
先ず、有栖川の概要を簡単に説明しておきますと、
京都の北西部に端を発する全長7㌔と言う、かなり短い河川なのですが、
源流部から直ぐに、大覚寺境内にある池、大沢の池に注ぎ込みます。
そして、その池からオーバーフローした水が、有栖川として、
住宅街を流れながら、上野橋で桂川と合流します。
「大沢の池に一度注ぐ」と言う部分だけ読んでも、かなり疑わしいですが、
なんせ、目撃情報がある以上、調査せぬわけには行きません。
ちなみに、バイカモですが、キンポウゲ科の水草。
キンポウゲ科というと、猛毒のトリカブトが有名ですが、
ニリンソウなどに代表されるように、食することが出来るものもいくつかあります。
このバイカモも、そんな食草の一つですが、
年間の水温が14~5℃以下で、かつ、かなり綺麗な水でしか生息しないことから、
近年、数を減らしている日本在来種の植物です。
早速、源流部に近い、大覚寺傍までやって来ました。
ただ、私の中にある、バス釣りにハマっていた頃の予備知識として、
「カナダモの花が、白くて小さく、バイカモに似ている」事は知っていました。
先に書いた、一抹の不安というのは、そのことなのですが・・・・
川を覗いた途端、その一抹の不安が、
私の中でかなり大きくなっていくことを感じ取りました。
水は濁り、泡が浮いています。
この地点ですら、水質があまり良くないことを感じ取れます。
大覚寺より西は、住宅地が途切れることはありません。
この辺りで、すでに、私の知っている有栖川の様相を呈してきました。
子供の頃と、変わらない水質の悪さです。
有栖川は、終始こんな感じの川です。
もう少し、下流域ですが、やはり変わりません。
幾分、浅瀬では、水は綺麗に見えます。
この辺りなら、もしかして!
と言う、期待もありますが、残念ながら、それらしき藻は見当たりません。
住宅地の間を通りますので、直ぐに道がなくなり、追跡が困難になります。
この川のほとんどが、この調子で、追跡すら、難しいですね。
と、言っている間に、桂川へ合流してしましました。
帰ってから、再度、皆さんのブログやHPを確認したのですが、
どれも写真が小さくて判断つかないのですが、
お一人だけ、望遠レンズで撮影されていた方がおられました。
その方も、「バイカモかも?」と言うことで、断定はされていませんでしたが、
改めて、確認した所・・・
残念ながらカナダモの花でした。
他の、写真をUPされている方のものを見ても、
小さくて断定が出来ませんが、どうもカナダモのように見えます。
又、撮影されているのが、6月と言うことで、丁度カナダモの花期に当たりますが、
バイカモには少し早いようです。
自然は、時に驚くような光景を見せてくれます。
コレが、真正のバイカモであることを祈り、
もう少ししたら再度、調査に出かけてみようと思います。
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