自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2014年2月28日金曜日

ヒキガエル始動!~産卵へ向けての仮説~

2月中旬。
我が家のヒキガエル「アクティ」が、
今年の冬眠場として選んだ水場(今年は一度も土に潜りませんでした。)から、
別の場所へ移動していました。
といっても、まだまだ寒い。
気温は、朝晩で0~2℃、日中でも5℃前後なので、
移った場所でも、ジーっとしていましたが・・・

変温動物であるカエルや爬虫類は、
気温が下がると冬眠をします。
冬眠と言っても、人間が寝るようにぐっすりと
眠っているわけではありません。
では、カエルたちにとっての冬眠とはどういう状態なのでしょうか?

それは、寝ているのではなくて、「うごけない!!」のです。
動きたくても動けない。
そういう状態です。

試しに、チョットいじわるして、ヒキガエルを裏向けにしてみましょう。

すると・・・

動きが・・・
動きがとっても「スローモーション」(゚∀゚)

ヒキガエルにかぎらず、カエルは裏返しになることを
極端に嫌がります。
暖かく、活性の高い時期でしたら、
裏返されたカエルは、間髪をいれず表に向き直します。
でも・・・
この時期は動けないんですよねぇ(^u^)

さて、冬眠中のヒキカエルが、なぜ場所を変えていたのでしょう?

この答えは、ズバリ!
産卵行動なのです。
つまり、これから交尾の為に産卵場へ向かう準備なのです。
詳しくは・・・壮絶なるヒキガエルの産卵:繁殖論考へ

上記の論考にも記しているように、
私の持論として、「ヒキガエル達に産卵期を知らせるのは「体内時計」である。」
と、考えています。
ヒキガエルの産卵に関する生態がよくわかっていない中、
通説としては、産卵期を知らせるのは「温度」と言う事になっています。
しかし、本当に温度だけでしょうか?

そこで、冒頭に記しました我が家のヒキガエル・アクティ君の行動です。
アクティがゴソゴソしだしてから、今日で1週間ほどになります。
しかし、土の上にでているものの、全く動く気配がないのです。
本日(2月27日)の気温は、一気にグーンと伸びて最高気温15℃、
このブログを書いている時点でも12℃あります。
気温としては、十分です。

そこで、本日の午後、検証するため雨が降りしきる中ですが、
山を歩くこと30分。
ヒキガエルの産卵場所へ行ってきました。
しかし、残念ながら、まだ産卵には至っていませんでした。
だがしかし、帰り道にふと思いました。

もしかして「月(つき)」か?

満月【大潮】に交尾・産卵する生物が居ることは
TVなどで見かけて知っています。
多くは、海洋生物、例えば、カニやヤドカリが
集団で交尾や産卵行動を行うと言うものです。

又、これは、俗説かもしれませんが、
人間でも、満月の日は引力が大きくなるので、
「出産が多くなる」と言うのも聞いたことがります。
この事は、本当かどうか分かりませんが、
《満月・大潮・引力》が、生物に何らかの影響を与えることは、
よく知られた事実であります。

この仮説が正しいとすれば、明日・2月28日~3月2日までが
大潮になります。
また、次回は3月14~16日が大潮ということで、
この2回の内のどちらかに産卵行動が見られるのでは?
と推測致します。

ちなみに、昨年は3月10日に包摂の報告を受け、
自分では、3月14日に確認に行きました。
10日の時点では、自分で確認ができませんでしたので
産卵が行われていたかどうかは分かりませんが、
折しも、昨年の3月10日は大潮初日でした。
そして、3日間の大潮を経て、私が確認に行った14日は、
前日に大潮が終わり、長潮に入って一日目でした。
この時は、既に産卵は終わっていましたが、
包摂個体は、まだ数カップルおりました。

さて、この仮説が正しいのかどうか?・・・。
土日は仕事の為、確認に行くことが出来ないので、
3月3日の月曜日に産卵行動が行われたかどうか、
確認に行こうと思っています。


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