自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2013年10月31日木曜日

自然とあそぶ流カジカガエルの飼い方:その13(冬眠方法②:冬眠の概要)

当記事は、2012年11月20日投稿の
いよいよカエルたちの冬眠時期がやってきた(冬眠方法)
に加筆・訂正して再投稿したものです。

夏の間は活発に動き回り、餌を食べていたカエルたちも、
朝晩の気温が10度を下回るこの時期は、餌もとらずに隅っこでじっ~としていることが多くなる。
こうなれば、いよいよカエルたちの冬眠が始まります。
今年の準備に、昨年の冬眠中の様子を交えながら解説するのだ(*^^)v


★カジカカエルの冬眠についての概要★
カジカガエル・モリアオガエル又、ヒキガエル・アマガエルなどの、
日本産野生ガエルは、自然下で冬になれば当然、冬眠を行います。
ただ、飼育下では冬眠中の死亡事故がおこりやすいのも事実。
自然では普通に行われている行為も、飼育下ではグ~ンと難度が上がってしまう。
冬眠中のカエル達
カジカ・モリアオ・アマの各カエル
と、ニホンイモリ
しかし、カエルのことを知り、カエルの生活環境を限りなく自然に
合わせてやればそんなに難しいものではないのです。

カエルの冬眠と言っても、冬の間「ずーっと」寝ているわけではなく、「じっとして代謝を限りなく押さえている」と言うのが正しいようだ。実際、厳冬下でもチェックすると、動きこそ鈍いが「ごそごそ」動きます。

熱帯性の外国産カエルは、もちろんヒーターなどを用い冬を越させる。もともと、冬眠という習慣がないし、室内飼育でも気温の低下は即、死を招くからだ。

日本産カエルについても、2つの選択肢があります。
1つは、ヒーターによる保温を行い、活性が高いまま越冬させる方法だ。
しかし、これには”えさ”の問題がある。代謝が高い状態では餌を食べさせなければ、
当然餓死することになるが、自然下ではクモやコオロギも死に絶えて餌の入手が困難になる。
よって、餌用コオロギを養殖するなど、餌の確保も一緒に行う必要がある。
ペットショップで購入するにしても、経費が結構かかるのです(>_<)

2つ目は、”冬眠”させる方法。
私は、「餌のなくなる時期に冬眠する」という、自然のサイクルに従い
冬眠させることをおすすめするのだ(*^^)v

冬眠には場所が大事
冬眠は必ず屋外で行うことが大切です。
しかも直射日光などが当たらない、常時日陰の場所がよいのです。
気を使い、室内や玄関などの屋内、ベランダなどの直射日光が当たる場所は、
中途半端に気温が上がり、カエルの代謝があがり無駄なエネルギーを消費してしまい、
冬眠途中で餓死するなどの事故が起こりうる可能性があるのです(*_*)

氷点下でもカエルは凍ることがないのです。
特に厳しい冬でも乗り越えられるように、
カエルの体は、そのようなつくりになっているのです。
だから、安心してガンガン厳冬下に置きましょう。
(*京都での最低気温‐5度までの事例です)

ただ、小さな容器に浅い冬眠床では、都合が悪のです。
冬眠床が少ないと温度変化が激しいので、
厳冬期などは、カエル達の限界温度を超えてしまい
思わぬ事故につながる可能性がありますので、
冬眠ケースは大きいものを用意いてください。

次回は、冬眠床の作り方です。


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