春の風物詩(と、いっても、もう夏だが・・・)
「ワラビやゼンマイ」を食べることは、我々日本人には
当たり前のことなのですが、
欧米の方々からすると、「ナニも、シダを食べなくても(´△`)」っとなるらしい。
そういえば、捕虜にゴボウを食べさせて
戦後「捕虜虐待」などと、裁判に掛けられた話は有名。
(裁判にて、誤解が解けて“無罪”になったそうですが←(´∀`)当然でしょ!)
「日本食は、知恵と工夫の上に成り立っている」と、
再度痛感したところで、今日のテーマ「ワラビとクサソテツ」なのだ。
ワラビは、何だか
“プリンセス”のような気がします。
細くてスラッとしたそのフォルムに、何となく気品を感じるのです(^-^)
そして、上品なのですが、しっかりとした存在感があって、
他のシダ植物を圧倒しているではありませんか!
どうです?
お姫様に見えてきましたか?
ところで・・・
今日は、ワラビを掘り下げて、全容を紹介してみようと思います。
わらびの根は結構深く、文字通り「掘り下げ」ました(笑)
なぜ(?_?)、ワラビを掘り下げたのかというと、
近江八幡「たねや」で食べた
本わらびを使ったわらび粉のわらび餅。
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地上部の新芽を食するのは当然なのですが、
実は、地下茎も食せるのです(゚o゚;;
それが、ワラビ粉。
今や、わらび餅で使われる「ワラビ粉」は、
安価で量産ができる「馬鈴薯などの澱粉」。
しかし本来は、ワラビの根っこから抽出したものが、
本当のワラビ粉なのです(*゚▽゚*)
現在では、ワラビから取ったワラビ粉を
「本ワラビ粉」と呼びます。
さて、このわらび粉の抽出方法なのですが、
わらびの根を叩き、水に取ります。
そして、何度も沈殿→水晒しを経て、精製していきます。
この根から取れるわずかな量と、
精製にかかる手間が、本ワラビ粉を貴重な高級食材にしているのだ(((o(*゚▽゚*)o)))
ワラビは、地下茎でつながっているので、
一箇所見つければ、短時間に沢山のワラビを収穫することができます。
収穫したワラビは、重曹を加えた湯で湯がき、
そのままの状態で冷ますと、アクが抜け食することができます。
一般的に、「シダ植物には毒性がない」と言われていますが、
その中でも、ワラビは最も毒性(アク)が強いそうなのです。
続いてのシダは・・・
ε=┌(;・∀・)┘イッテミヨーーー!!
ワラビがプリンセス・お姫様なら
クサソテツはキング・王様だ!
高さ1m程にもなる堂々とした風貌。
シダなのに、「ソテツ」の名を冠したのもキングだ(゚∀゚)
また、多くのシダが、日陰のジメジメが好きなのに対し、
クサソテツは、思いっきりひなた。
そんな姿も、正に王様なのです。
このシダの若芽がコゴミ。
コゴミは、アクがないので、そのまま天ぷらやお浸しに
して食することができます。
そして、冠状に芽を出し、群生するので、
こちらも、一箇所見つければ、大量収穫が見込めます。
ワラビに比べ、コゴミは早春に芽を吹きます。
場所にもよりますが、3月下旬から4月にかけてでしょうか。
一度採っても、2度目の芽を吹くので、
後日、同じ場所で再収穫が見込めます。
しかし、いくら鈴成りといっても、山菜採りのルールとして、
全部取らずに、「少し残す」事を忘れないようにしましょう。
そうすると来年、また同じように私たちを楽しましてくれますo(^o^)o
食せるシダ「雁足」に似ているので収穫し、
天ぷらにしてみたのですが・・・
思いっきり苦かった(>_<)
雁足はコゴミ同様アクや苦味がないはず・・・
と、言うことは雁足と違ったのね~
前途したとおり、シダ植物は一般に毒性が無いと言われているので、
こう言ったチャレンジもできるのですが・・・
でも、食感は決して悪くなかったので、
アク抜きをすれば食べれるのかもしれないです。
なんて・・・そんな事を考えていると、欧米人から、こう言われるのでしょうね。
「ナニもシダを食べなくても(´△`)」
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