キリギリス・ヒメギス・カヤキリなど、
夏の河川が一気に賑やかになる夏の鳴く虫。
キリギリス幼虫 |
でも、夏の鳴く虫を夏に捕るのは、大変難しいのです。
え?夏の虫が、夏に捕れない? どういうこと?
と、思われるかもしれませんね(>_<)
夏の鳴く虫が夏に捕れない理由は・・・
- 成虫は警戒心がかなり強い
- 幼虫に比べ、数が少ない
- 薮が立ち、捕獲しにくい
逆に、今捕ることでのメリットの方が大きいのです。
では、以下にその理由を記します(^。^)
- 簡単に捕獲することができる
- 数が捕れる
- 成長の過程が観察できる
- 虫の生態や特徴を、より多く掴める
- 期間長く飼育できる
- 愛着がわく
- ・・・などでしょうか(゜o゜)
夏の鳴く虫捕獲。 いつやるか? 今でしょ! なのです
ヒメギス幼虫 |
では、この時期に捕れる「鳴く虫」達をご紹介します。
- キリギリス
- ヒメギス
- ツユムシ
- ササキリ
- カヤキリ
- エゾスズ(成虫)
- クビキリギリス(成虫)
- キンヒバリ(成虫・捕獲困難)
- コオロギなどの秋の鳴く虫も孵化する時期です
私のフォームグラウンドの桂川でも、案外多くの鳴く虫が
捕獲できますし、鳴く虫ではないですが、
他のバッタ類も幼虫を多く見かけます(^-^)
幼虫も成虫も、捕るなら今でしょ!
クビキリギリスはこの時期、 成虫が取れる。鳴き声を頼りに・・・ |
さて、飼育の方法ですが、
ケースは蓋がついているプラケースがいいでしょう。
鳴く虫=跳ぶ虫ですから・・・
しかも、キリギリスの仲間は、足に吸盤がついており、
プラケースでも平気で側面を登ります。
底には、軽く土か、カブトムシ用のマットを敷いてやると
保水性を高め、逆にムレも防ぎます。
そして重要なのは、草や小枝などを入れ、
脱皮の際の足場を確保してやることです。
幼虫は、週1回程度の脱皮を繰り返し、成虫になります。
この脱皮も、足場が悪いと失敗し、「足が曲がったり、
羽がよれたり」と言った脱皮不全が見られます(>_<)
脱皮に失敗したものは、悲しいかな。
寿命も他の虫たちよりも短いのです。
特に、キリギリスなど肉食傾向が強い虫は、
格好の攻撃対象になってしまう事が多いのです。
捕った虫を、飼育するなら 今でしょ!
エゾスズ 我が家のエゾスズも成虫になり、 「リッリ~」っと鳴いているのだ\(//∇//)\ |
餌は、人参がおすすめです。
キュウリは、日持ちが悪く、夏の暑さでスグに腐ってしまいます。
ナスも日持ちがいいのですが、喰いがイマイチです。
日持ちよく喰いが良いのが、人参なのだ!
野草なら、断然「葛」が喰いよし。
特に、ヒメギスは大好物です。
後は、イヌムギなどの、イネ科の雑草でしょうか。
カヤやススキは、葉が硬いのか、食べません。
ヨモギもたくさん生えているんので、ついつい入れたくなりますが、
捕食の点から言えば、ほとんど食べないでしょう。
コオロギの仲間でしたら、断然オオバコが好みです。
餌やって、育てるなら今でしょ!
捕獲しやすくて、長く飼育できる鳴く虫を捕るなら今でしょ!
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