自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2013年5月10日金曜日

自然とあそぶ流カジカガエルの飼い方:その4(餌)


さて、前回までの記事はいかがでしたでしょうか?
今回は、「エサ」について解説いたします。

その前に、過去の記事はこちらから↓
・自然とあそぶ流カジカガエルの飼い方:その1
・自然とあそぶ流カジカガエルの飼い方:その2
・自然とあそぶ流カジカガエルの飼い方:その3

★餌~何を食べるか★

カジカに限らず、カエルは“基本的に”生きたものしか食べません。
飼育しているとよくわかるのですが、
カエルは、「餌の動き」に対して、餌と認識しています。
よって、活きエサでも、ジッとしている場合には興味を示さず、
それが、ピクリとでも動いたとたん「パクっ」と行きます。

人間をはじめとして、動物のほとんどは
目と鼻で食べ物を認識しますが、
カエルに関しては、「目」のみの認識になります。

従って、仮に動いているものでも、
“食べることができないもの”は
一度は口に入れますが、すぐに吐き出します。

“基本的に”と前途しましたが、
飼育上では、テクニックを使い
活きえさ以外も食べさすことができます。
その方法は、後で記します。

★餌の種類★
自然下
飼育下
クモ
ミルワーム
ハエ
赤虫・さしむしなどの釣り餌
コオロギ
リクガメ用の固形飼料
バッタ幼虫・ヒシバッタ
乾燥イトミミズ
ゴキブリ(茶羽・黒ゴキの幼虫)
冷凍コオロギ
蝶・蛾・カゲロウなど
デュビアなどの餌用ゴキブリ
ダンゴムシ・ワラジムシ
(生体以外は給餌に要テクニック)
ミミズ
 など
など


てんとう虫や、ミルワームの成虫のような「甲虫」は、あまり口にしないようです。

★餌の入手★
餌は、出来るだけ河原や公園などで調達したほうがいいです。
カジカガエルが生息している場所で餌が調達できれば最高ですが、
環境等が整わない場合は、ペットショップで購入してもいいでしょう。
最近は、インターネットでも手軽に入手できるようです。

★餌を飼う★
捕ってきたり、購入した活き餌は、
ある程度ストックする必要があるため、
カエル容器とは別の容器を用意します。
コオロギやミルワームは上手く飼うと
繁殖させることもできますし、
“虫を飼う”事が楽しくなってきます。
私の「鳴く虫」好きも、元々はカエルたちの餌調達から
始まったのでした。

各虫の飼い方や繁殖のさせ方は、
当ブログにも掲載していますのでご覧ください。
また、記事のないものも、今後記載していくつもりです。

★給仕の仕方★
基本的には、ケース内に放し飼いにします。
常に、カエルたちのそばにいることにより、
必要な時に、カエルたちが自分で餌をとります。
ただし、ミルワームやワラジムシなどは
水に弱く、石組などのレイアウトの下に入り込んだりしますので、
餌トレイを用意し、その中に入れるようにします。

私は、2Lペットボトルの底を切り取ったものを使用しています。
ただし、底には水抜き用の「穴」をキリで
開けることを忘れないようにします。
ミルワームなどは、少しの水でもおぼれ死んでしまうので・・・

★動かぬ餌を食べさせるテクニック★
カエルは、基本的に生きた物しか食べません。
固形飼料などを食べさせるには、少々テクニックが要ります。

用意するものは、ピンセット。
これで、餌をつまみ、カエルの目の前で揺らします。
あたかも、餌が動いているように、餌の動きを研究して
給餌することがコツです。
ただし、この給仕方法も、ある程度飼育を行い、
環境に慣れていないと、カエルもそっぽを向いたままです。

★死んでしまった活き餌は?★
コオロギなどは、きちんと管理していても
やはり自然に死んでしまいます。
もし、管理が悪く死に至らしめてしまった場合は、
一気に、大量に死んでしまう場合もあります。

これは、餌の飼育技術を上げることは勿論ですが、
もし、死んでしまった餌も、上記のテクニックを用い、
給餌することができます。
コオロギの動きを観察し、同じような動きを
演出することが肝要です。

ただし、この場合のコオロギも、死んでスグのものに限ります。
日がたって、腐りかけていたり、逆に乾燥気味のものは、
カエルにとってあまり良くないと考えます。
もし、大量に死なせてしまった場合は、
「冷凍」しておき、必要な時に解凍し使用することも
テクニックの一つとして紹介しておきます。
(*冷凍技は、ご家族の了承があればですが・・・コレが一番難しいでしょうか(?_?))

★給餌のサイクル★
カエルは、仮に餌を食べなくても、2~3週間は大丈夫です。
飼育下では、動作範囲も自然に比べて狭いので、
消費カロリーもより少ないのです。 

飼育されているカエルたちは、
少々「太りすぎ」の個体が多いようです。
カエルは動くものなら、どんどん食べてしまう習性があります。
それは、ホントウに面白いほど食べるので、
少々、与えすぎになってしまうのかもしれません。
与えに与え、運動量も少ないので、
どうしても肥満体に近くなってしまいます。

では、どうするか?
カジカガエルの場合の給餌サイクルは、
通常は、3~4日にコオロギ1匹程度でいいでしょう。
秋になり、冬眠前になると、
少々量を増やし、2日に1~2匹ぐらいの割で給餌します。



   

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