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2014年2月28日金曜日

ヒキガエル始動!~産卵へ向けての仮説~

2月中旬。
我が家のヒキガエル「アクティ」が、
今年の冬眠場として選んだ水場(今年は一度も土に潜りませんでした。)から、
別の場所へ移動していました。
といっても、まだまだ寒い。
気温は、朝晩で0~2℃、日中でも5℃前後なので、
移った場所でも、ジーっとしていましたが・・・

変温動物であるカエルや爬虫類は、
気温が下がると冬眠をします。
冬眠と言っても、人間が寝るようにぐっすりと
眠っているわけではありません。
では、カエルたちにとっての冬眠とはどういう状態なのでしょうか?

それは、寝ているのではなくて、「うごけない!!」のです。
動きたくても動けない。
そういう状態です。

試しに、チョットいじわるして、ヒキガエルを裏向けにしてみましょう。

すると・・・

動きが・・・
動きがとっても「スローモーション」(゚∀゚)

ヒキガエルにかぎらず、カエルは裏返しになることを
極端に嫌がります。
暖かく、活性の高い時期でしたら、
裏返されたカエルは、間髪をいれず表に向き直します。
でも・・・
この時期は動けないんですよねぇ(^u^)

さて、冬眠中のヒキカエルが、なぜ場所を変えていたのでしょう?

この答えは、ズバリ!
産卵行動なのです。
つまり、これから交尾の為に産卵場へ向かう準備なのです。
詳しくは・・・壮絶なるヒキガエルの産卵:繁殖論考へ

上記の論考にも記しているように、
私の持論として、「ヒキガエル達に産卵期を知らせるのは「体内時計」である。」
と、考えています。
ヒキガエルの産卵に関する生態がよくわかっていない中、
通説としては、産卵期を知らせるのは「温度」と言う事になっています。
しかし、本当に温度だけでしょうか?

そこで、冒頭に記しました我が家のヒキガエル・アクティ君の行動です。
アクティがゴソゴソしだしてから、今日で1週間ほどになります。
しかし、土の上にでているものの、全く動く気配がないのです。
本日(2月27日)の気温は、一気にグーンと伸びて最高気温15℃、
このブログを書いている時点でも12℃あります。
気温としては、十分です。

そこで、本日の午後、検証するため雨が降りしきる中ですが、
山を歩くこと30分。
ヒキガエルの産卵場所へ行ってきました。
しかし、残念ながら、まだ産卵には至っていませんでした。
だがしかし、帰り道にふと思いました。

もしかして「月(つき)」か?

満月【大潮】に交尾・産卵する生物が居ることは
TVなどで見かけて知っています。
多くは、海洋生物、例えば、カニやヤドカリが
集団で交尾や産卵行動を行うと言うものです。

又、これは、俗説かもしれませんが、
人間でも、満月の日は引力が大きくなるので、
「出産が多くなる」と言うのも聞いたことがります。
この事は、本当かどうか分かりませんが、
《満月・大潮・引力》が、生物に何らかの影響を与えることは、
よく知られた事実であります。

この仮説が正しいとすれば、明日・2月28日~3月2日までが
大潮になります。
また、次回は3月14~16日が大潮ということで、
この2回の内のどちらかに産卵行動が見られるのでは?
と推測致します。

ちなみに、昨年は3月10日に包摂の報告を受け、
自分では、3月14日に確認に行きました。
10日の時点では、自分で確認ができませんでしたので
産卵が行われていたかどうかは分かりませんが、
折しも、昨年の3月10日は大潮初日でした。
そして、3日間の大潮を経て、私が確認に行った14日は、
前日に大潮が終わり、長潮に入って一日目でした。
この時は、既に産卵は終わっていましたが、
包摂個体は、まだ数カップルおりました。

さて、この仮説が正しいのかどうか?・・・。
土日は仕事の為、確認に行くことが出来ないので、
3月3日の月曜日に産卵行動が行われたかどうか、
確認に行こうと思っています。


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2014年2月27日木曜日

続報:ヒドリガモが戻ってきた(∩´∀`)∩


まずは、前回の報告をご覧くださいませ↓
桂川の改修工事とヒドリガモの関係

ここでは、TVニュースで紹介された、
普段、桂川にいるはずのヒドリガモが
今年は、西京極球場に飛来して糞害を
おこしているという記事を書きました。

TVの中で、野鳥専門家の龍谷大学・須川氏の見解によると、
どうやら、昨年、京都市に大きな被害をもたらした
台風18号による桂川の増水が、
「ヒドリガモの食草を流してしまったのではないか」と
VTRを見ながら、語っておられました。

しかし、私は、毎日桂川の堤防道路を
利用し通勤しているので、この報道には
疑問を持ったのであります。
「食草がない」と言う見解については、
確かに、川の形状によっては、草木が
失われている場所もあるのは事実ですが、
それは限定的で、全部ではありませんし、
河川の多くの場所では、平常の冬の風景が
広がっていると思います。

それよりも、12月位から始まった
「河川改修工事」が気になりました。
件の、西京極運動公園付近の桂川では、
複数の箇所で、同時進行的に工事が行われていました。
(その際の写真は、前出ページにUP済みです)

この工事が、カモたちの警戒心をMAXにさせており、
その影響から逃れるために、比較的静かな
西京極運動公園に出没しているのではないか?
と睨んでいました。

ここまでが、前回までの概要なのですが、
3月を前にして、順次工事が終了してきました。
こうなれば、いよいよ年度末の予算使い切り工事の
様相を示してきましたが・・・(゚д゚)!

ともあれ、約2ヶ月ほどの工事期間が終了した
西京極周辺の桂川へ、仕事帰りに寄ってみました。

おおっ!やはりと言うか、なんというか、
カモが戻ってきたじゃありませんか(゚д゚)!
 肉眼では確認できませんでいたが、カメラのズームを
目一杯かけてみると、どうやら頭が赤いのでヒドリガモ
っぽいですね。
 ご覧のように、西京極運動公園の裏手です
沢山のカモがいます。

今回の、この光景を見て、
やはり、工事が原因だったと思います。
まぁ、「春の訪れとともに、食草が生えてきた」と
考えられないこともないですが、
ホントに急に戻ってきましたので、
工事であると(勝手に)言い切りましょう!



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2014年2月25日火曜日

ソチ五輪が終わりました。羽生君と栃餅の意外な関係とは!?

皆さん、ソチ五輪はいかがでしたか?
約2週間チョットの戦いも終わってしまいました。
連日TVでもメダルの報道合戦でしたが、
メダルを取れなかった選手もお疲れ様でしたm(_ _)m
金メダルは羽生くんだけでしたね。
下馬評では、「金メダル取れる!」選手を数名挙げていまいたが、
やはり、オリンピックは特別なんでしょうね。

羽生(はにゅう)君と同じ漢字で読み方が違うのが、
将棋の羽生善治氏で、こちらは読み方が(ハブ)になるのも
なんとも面白いところなのですが、
以前、聞いたことがあるのが、苗字に関する法律。
なんでも、苗字を変えることは出来ないのですが、
読み方は自由に変えられるということです。

さて、前置きはさておき、
羽生君で思い出しましたが、
私は、若狭湾へ釣行に行くときに通るのが「鯖街道」なのですが、
京都・大原から滋賀県へ入ってすぐに、大きな峠が有ります。
「途中」と言う地名なのですが、実は、この地名には
自然に関する秘密が隠されています(゚д゚)!

途中=鯖街道の始点・福井県小浜市~終点・京都市出町柳の途中に
位置するからと思いがちな地名ですが、
正解は、栃の木が多く生える地という意味が含まれています。

栃の木が生える地=栃生(トチウ)=トチュウと転化し、
そして、「途中」の漢字が当てられることになったのです。
なるほど、そう言えば、朽木村の手前に“栃餅”の有名なお店が有ります。
釣りの帰りによく立ち寄るのですが、観光シーズンなんかは、
観光バスで団体さんが乗り付けるため、
小さなお店で作られる栃餅はスグに売り切れてしまいます。

お店の方にお話を聞きました。

私 :   「栃餅って?」

店員さん:「この辺りで沢山取れる栃の実で作ったお餅です。
       ここにあるのが栃の実です」(と言って、陳列台の上に飾ってある
       栃の実を見せてくれた)

私:「ほう!この栗みたいなものですか?」

店:「そうです。栃の木が多い土地なので、昔から各家庭で作られていました。」

私:「どうやって作るのですか?」

店:「栃の実を茹でて水晒ししてアクを抜いて作ります」
(店員さんは、サラッと説明されましたが、後に調べてみましたら、
実際は、多くの工程を経て、一ヶ月ほどの月日を要す
大変手間の掛かる仕事でしたΣ(´∀`;))

私「・・・知恵ですね」

店「この店の周りに植えてあるのが栃の木です。」

私「そうですか、では帰りに見てみます。」

本当に、先人たちの知恵って感心させられますね。
それが、脈々と現代に受け継がれているのも素晴らしいです!。

さて、鯖街道には、もう一つ「途中」があります。
もう一箇所は、朽木村を超えて、約30分ほど車を走らせると
高島市の環境センター(いわゆるゴミ焼却場)が見えてきます。
この辺りも、「途中」の地名が当てられています。

同じような意味合いでは、こちらも手付かずの自然が多く残されている、
京都大学の演習林「芦生(アシウ)原生林」。
この地も又、芦が多く生えていたことからついた地名なのでしょうね。

羽生君から思い出した栃生(途中)の話でした(´▽`)



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2014年2月20日木曜日

桂川の改修工事とヒドリガモの関係

昨年9月、台風18号による大雨がもたらした
桂川の氾濫は記憶に新しいのですが、
桂川の改修工事が、年明けごろから順次始まっています。

テレビ映像でも繰り返し報道された嵐山周辺は、
早い段階で復興が行われ、災害以前の姿をいち早く取り戻し、
恒例の、「嵐山花灯路」も盛況のうちに無事終わりました。
花灯路は、近所の行事でもあり、毎年行っていたのですが、
段々とパターン化してきているので、今回は行きませんでしたが・・・( ̄▼ ̄|||)
たくさんの重機が入り、改修工事が行われている。
写真左の重機は、対岸ではなく中洲


下流域の「観光地化していない」桂川については、
暫く放置状態でしたが、ここへきて、一気に各所で、
同時進行的に工事が始まっています。
被災後、直ぐに改修に取り掛からず、
今頃になって始めるとは・・・
それに、素人目に見たところ、改修しなくても
いいような場所にも見えるし・・・
ひょっとして、「年度末の予算使い切りか?」などと勘繰るのは
私だけでしょうか?


さて、話は変わりますが、先日、MBS放送の情報ニュース番組「VOICE」の
“憤懣本舗”というコーナーで、西京極球場に飛来する、
野鳥の糞害に頭を痛めていると言う内容の放送がありました。
先ずは、添付のPDFファイルをご覧くださいm(__)m


←番組詳細はこちらから



番組内では、野鳥に詳しい、龍谷大学の非常勤講師「須川氏」に
原因を求めていました。
須川氏は、ヒドリガモの本来の餌場である桂川の草が、先般の氾濫により
流されてしまい、仕方なく、隣接する西京極競技場の芝を食べに来る
と言う旨の解釈をされていました。

このニュースを見ていて、私は少し腑に落ちなかった事があります。
と、言いますのも、桂川沿いの堤防道路が、毎日の通勤路になっており、
現場周辺も毎日見ている事から、
「うん?食草が無い?それは本当なのかな?」と言う疑問を生じたのです。

確かに、一部では、草木が流され、すっかり状況が
変わってしまった場所もあります。
(毎年、実を摘むのを楽しみにしている桑の木も流されました(x_x;))
しかし、同じ桂川でも、西京極周辺は地形の関係からか、あまり大きく
形を変えている所は見当たりません。
草木に関しても、毎年の冬と同じような状況だと思います。

それよりも、気になったのは、改修工事です。
冒頭にも書きましたが、各所で同時進行的に行われているのです。
当然の事ながら、西京極周辺も数か所で工事を確認しております。
私は、どうも、「この工事がカモに警戒心を与えているのではないか?」と
睨んでいます。
川岸だけではなく、カモが休む中洲までも重機が入る状況です。

現在は改修工事が行われていない久世橋より下流は、
カモがコロニーを作っている普通の光景が見れます。
カモは種による住み分けが見られますので、
やはり、ヒドリガモの縄張りに重機が入り改修工事が
行われた事がヒドリガモを追い出した原因ではなかったかと考えます。

前出の「須川氏」は、どうやら映像から判断されているようですし、
私は、ほぼ毎日、通勤路として通り、実際に見ているので・・・。

・・・なーんて、いろいろと書いたりしていますが、
実は、全く違う理由だったりして!
本当は、ただの気まぐれかも(カモだけに)しれませんね( ´,_ゝ`)


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2014年2月14日金曜日

光秀本能寺へ。破滅への道、明智越を行く

昨年1月に痛めた膝が、未だに時々痛むので、
遠出の山登りは控えていました。
カブクワ取りや植物観察程度で、長くても2~3km。
それ以上は、怖くて怖くて:(;゙゚'ω゚'):
その時の惨状は↓

今日は、バッチリ用意をして・・・
いざ、出発!!

ということで、本日は、本能寺へ攻め込む光秀が通った3本の間道の
内の一つ「明智越」へ。

昨年12月に 敵は本能寺にあり-京を目指す明智軍が駆抜けた間道 唐櫃越を行く
で紹介いたしました「唐櫃越」の続編です。
(昨年から、少し間隔が開きましたが(;´∀`))

光秀が、本能寺へ進軍させるのに、老ノ坂・唐櫃越・そして、明智越と、
軍を3つに分け、闇に乗じて黙々と進みました。

さて、ここで疑問が出ます。
肝心の光秀は、どの道を通ったのか?ということです。
光秀は、全軍が桂川を渡ると同時に「敵は本能寺にあり」と発したとされています。
しかし、この言葉も、江戸時代の文学者「頼山陽」の本中から引用したもので、
史実かどうかも疑わしい。
それに、唐櫃越・老ノ坂は桂川を渡らないと洛中本能寺に向かうことができませんが、
明智越は桂川を渡らずに洛中へ入ることができます。

それに、「3軍が何処で合流したのか?」と言う疑問も残ります。
仮に、“全軍が桂川を渡る”説を取ると、最短の合流点は、
今の松尾橋辺になるのかなぁ?
現在、桂川には多くの橋が掛かっていますが、
松尾橋の西詰には、松尾大社があるので、
参道として、かなり以前から橋掛かっていた可能性がある。
そして、本能寺は四条堀川辺りなので、そのまま進軍が最も有力。

老ノ坂は、かつての山陰街道。
現在の国道9号線なので、馬・籠の通行も可能。
江戸時代には沓掛には関所があったが、この時代は
なかったかと思われます。

と、いうことで、結論ですが・・・
老ノ坂でしょうか?
唐櫃越・明智越はそうとう険しいですし・・・

冒頭、長くなってしまいましたが、本編です。
スタートは、JR保津峡駅から。
保津峡駅は、いつも行く松尾山山頂付近から見えるのですが、
残念ながら、道がついておらず、清滝経由でグルっと回っていかなければならないのです( ゚д゚ )
 バイクで20分ほどかけてJR保津峡駅へ。
駐車場が無料なのが嬉しい。
バイクを駐車場に停め、明智越入り口へ。
案内板もなく、わかりにくいので注意が必要。
写真の橋を渡り左方向へ行きます。
 途中、案内板はありません。
保津川ハイキングコースの案内板が先に出てきますが、
明智越の入り口ではありません。
今日は、かなり寒いです。
入り口付近迄来ると、やっと案内板が出てきます。
雪が・・・
心配です。

急な山ほどこうなるんですよね。
雨が降った時に、水の通り道になってしまって。
そしてドンドン削られるんです。
歩きにくいし足元も悪いヾ(゚Д゚ )
 苔のように見えますが、シダ植物です。
 柚子の里=水尾の集落からは、
愛宕山への別ルートが有ります。
ここから登っても面白いです。Σ(゚∀゚ノ)ノ
山を30分ほど登って尾根に出る。
後は尾根伝いに進むのだが、道中雪深くなってきた。 

チョット休憩・・・。
目の前をニホンリスが素早く通る。
こんな自然を見ることができるのも、
トレッキングのいいところですね。

コース内は、いたるところに案内板があるので安心です。
 本当に、色々な・・・
看板が立っているのでですが、
その全てが、痕跡もないので、
一体何処がどうなのか全く分かりませんでした。
徐々に標高が下がるとともに、亀岡の町が見えてきました。
 到着です。保津峡駅からは、約6km程ですが・・・
帰りの亀岡駅がわからないのです。
 方向も、大体しか分かりません。
かなりの遠回りでした。
すれ違いざまの方に道を尋ねなければ、
隣の並河駅まで行っている所でした((((;゚Д゚))))
バイク・車とは勝手が違うのですね。
 おおっ、これはこれは。
ふだんJRには乗らないのですが、
京都市内の駅にもあったとは!
それもそのはず。
駅周辺には民家は全くありません。
なんの為の駅なのか全く分かりません。

さて、膝のほうですが・・・
今回は準備万端だったので、大丈夫でした。

Date
当日コース
所要時間
平成26年2月12日
水曜日
自宅~バイクで保津峡駅~明智越登り口~明智越~大回りで亀岡駅へ
約5時間
(道迷い・JR乗車含む)
データ・携帯帯電話はほぼ全行程で通話可能(ソフトバンク)
   ・登り口迄と亀岡駅迄の案内板は少ないので、注意してください 
   ・トイレは全くありません
   ・保津峡駅から登った方が登りやすいと思います(道の荒れ具合から)
   ・ベンチなどの腰を下ろす所もありません。












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