今年の我が家のカブトムシの状況についてご報告します。
3年に渡る累代繁殖中のカブトムシですが、
今年は、1匹しか蛹化に成功しませんでした。
今思えば、他動物の飼育に追われ、
「マットの交換をしなかった」など、明らかに
人為的な原因によるものだと思います(>_<)
「自然とあそぶ」流に、自然に近い状況で飼育するという
大前提を守れなかったバツなのでしょう(´Д` )
ただ、4月に「姫路セントラルパーク」より
幼虫3匹を貰い受けました。
「姫セン」さんThanks(*゚▽゚*)
よって今年は、累代1匹と、姫セン産3匹の計4匹で
蛹化→成虫に挑戦です。
だが、6月の中旬。
アクシデントが発生しました。
というより、発生しそうなのが分かりました。
幼虫を飼育したことがある方なら、
経験されたことがあるかもしれませんが・・・
そうです!
あれです。
アレなのです(´Д` )
地表での蛹化 ((((;゚Д゚))))デス。
見つけた時は、前蛹(ぜんよう)の状態でした。
前蛹とは、今まで白く丸まっていた幼虫が、
“ギュ”と縮んだように、短く真っ直ぐになり、色が黄色っぽくなる状態で、
蛹になる前段階の状態なのです。
「あぁ、やってしまった(>_<)」
「ゴメンよカブト虫。でも、キチンと成虫にするからね」っと。
それから、2日ほどして蛹になりました。
ここで【ナゼ地表で蛹になるのか?】をまとめてみました。
まず、幼虫から蛹になる過程ですが、
幼虫は、前蛹が近づく(5月下旬)と、自分の糞や分泌物を
固めて、「蛹室(ようしつ)」というものを作ります。
蛹室は、蚕の繭を想像していただけたらいいかと思います。
それが、縦に作られます。
横に羽化する甲虫が多い中で、
縦に蛹室を作り、羽化する日本のカブトムシは、非常に珍しいそうです。
さて、本題の地表で蛹になる原因を・・・
◎過密 : ケースに対して、幼虫の数が多すぎて、蛹室を作るスペースが無い。
◎蛹化のタイムラグ : 幼虫は、ある日一斉に蛹になるわけではありません。
先に作られた蛹室を、活動中の幼虫が壊してしまうことがあります。
◎マットの状態 : 糞が多い・マットが乾燥している・反対に湿りすぎているなど、
マットのコンディションが悪く、蛹室が作れない。
◎人為的ミス : マットを掘り返すなどして、蛹室を壊してしまった。
などが、あげられます。
こちらは、蛹化不全。幼虫時の皮が脱ぎきれていない。 人口蛹室で様子を見るも、やっぱりダメでした。 この様な、失敗を繰り返さないように、 原因の追求と、改善を行い、次につなげています。 |
さて、地表で蛹になってしまった場合は、
速やかに処置をしてやらないと、羽化不全を起こしてしまいます。
蛹から成虫になるのを羽化と言いますが、
羽化直後は、羽・足・角も柔らかいので、
カブトムシは羽化しても、1週間ぐらいそのまま「じっ」として、
羽や足が固まるまで地上に出てきません。
羽化不全とは、この羽・足・角などが曲がるなど、
正しく成虫にならない状態のことをいいます。
羽化不全を起こした個体は、残念ながら、
そのほとんどが、スグに死んでしまいます。
では、その対処法を(*゚▽゚*)
①前蛹段階で発見したら、無理に土中に埋めたりせず、
そのまま蛹化させてください。
この段階では、あくまでも触らないように注意!!
②蛹になったら、トイレットペーパーの芯を用意します。
③トイレットペーパーの芯をマットに半分ほど埋めます。
④そこに、ゆっくりと静かに蛹を縦に入れます(写真参照)
⑤キッチンペーパーを折りたたんで軽く濡らし、芯の上に掛ける。
ジンコウ ヨウシツ ノ デキアガリ ナノダ\(//∇//)\
でも、あくまでも自然に(正常に)蛹化し、成虫になった方がいいに決まってますが・・・
対処法として、ご参考に(^O^)
ただし、この方法でも、以降の管理次第で、失敗することがあります。
いたずらに触ったり、ショックや振動を与えたりすると、
最悪の場合、途中で死んでしまう場合もありますのでご注意を!
7月5日。
羽化を確認しました。
(直後のため、羽がまだ伸びきっていませんが)
ただ、この様な、地表での蛹化も、考えようによっては、
幼虫から成虫への変化が観察できるチャンスでもあるけどね~
でも、本当はナイに越したことは勿論なのですが(´Д` )
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