羽が発音器になっていることです。
だから、「鳴くこと」が第一なので、
カンタンやツユムシなど、一部の虫たちを除けば、
羽をはばたかせて「飛ぶ」ということはありません。
秋の人気者「スズムシ」だってそうです!
スズムシのすみかは、地面及び、地面に限りなく近い草上で、
人の背丈より高い所で鳴くことは殆どありません。
・・・ん?
殆ど?
そうなのです。
スズムシは、羽を思いっきり大きく広げて鳴く姿が有名なように、
鳴くために羽を使っているので、基本的に飛ばないからです。
その代り、敵に襲われた時には、
その強靭な後ろ足で、恐ろしいほどの跳躍を見せ、飛び跳ねて逃げます。
でも、先ほど「殆ど」と言いましたが、実は、まれに飛ぶスズムシがいるのです。
「長翅型」といいます。
ズバリ、飛ぶのが苦手な「鳴く虫」が、
ある環境変化によって、飛ぶことができる「鳴く虫」になってしますのです。
これは、スズムシだけでなく、コオロギやヒメギスなどでも起こりますが、
ある環境変化というのが・・・
1.過密・・・狭い場所に沢山の仲間が存在する。
2.餌不足・・・気象条件等で餌や水が不足する。
などが、考えられるかと思いますが、
現在でも、詳しいことはあまりわかっていません。
この長翅型は、当然、自然下でも見られますが、
飼育下では、過密飼育が原因で、結構な数を見ることができます。
しかも、よく飛びます。
飛距離は決して長くないですが、
キチンと羽をはばたかせて飛びます。
鳴くスズムシの「飛ぶ姿」。
中々恰好のいいものですよ!
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初めまして。
返信削除掲示板と重複してのコメント失礼いたします。
京都の嵐山近辺に数年前に移住してきたものです。
実はお聞きしたいことがあってコメントさせていただきました。
嵐山周辺でヒキガエルを観察できる場所等がありましたら教えていただけないでしょうか。
先日和歌山に帰郷した際に産まれて初めて野生のヒキガエルに遭遇しました!
その出で立ちに感銘を受け、再度会いたいと思い、嵐山周辺に生息していないだろうかと検索している間にこのホームページにたどり着きました。
私は画家を生業としていますので、あの姿を撮影し是非作品に描いてみたいのです!
ご検討よろしくお願いいたします。
こんばんは!スズムシの長翅型珍しいですね!
返信削除私の方ではマダラスズにかなりの数の長翅型が出て、
掃除の際など簡単に脱走してしまうので困っていました。
他では淀川のヒメギスは長翅型がとても多いです。
マダラスズとシバスズを一緒のケースで飼っているのですが、
産まれてくるのが全てマダラスズという...残念なことになっています。
大量のマダラスズ...また長翅型がたくさん出そうです。
たくみさん
返信削除はじめまして。
和歌山での野生ヒキガエル遭遇、すごいラッキーですね!
繁殖期以外に、昼間(でよかったですか?)に姿を見せるのは
珍しいですからね。
さて、ご質問についてですが、ブログということで、
詳細を書くことができず残念ですが、
ざっくりと・・・
嵐山周辺なら、ずばり嵐山、対岸なら嵯峨野あたりが有望です。
ただ、先ほども書きましたように、
倒木の下や岩陰に潜んでいるのでしょう。
昼間目にするのはほとんどありません。
しかし、雨の日なら、昼間でも活動することが多いので、
雨の日がおすすめかもしれませんね。!
Kさん
返信削除こんばんは!
当方のスズムシ、長翅型多いです。
やはり過密飼育が原因ですね。
以前、伊丹の昆虫館で学芸員さんに聞いたのですが、
過密で、体が触れあう状況及び、
糞に体が触れる状況にあると長翅になりやすいそうですが、
どれも、決定的ではないそうです。
さて、メールのクマスズの件ですが、
餌に関しては、問題ないかと思われます。
ここからは持論ですが、やはり、このケースも過密が原因かと。
当方でも、これまで色々な孵化を迎えましたが、
飼育しているうちに、不思議とケースの大きさに合わせた数に落ち着きます。
そこで、提案なのですが、
来年は、一度、孵化後にケースを分散させてみたらいかがでしょうか?
当方も、今年のスズムシは、5つのケースに分散させて育てましたので、
たくさんの成虫を得ることができました!(現在のところ放中はしていません)
一昨年、飛来した野生メス(長翅型)を繁殖に使用しました。昨年はF1には長翅型は出ませんでしたが、F2の今年はオス・メスともに結構な数の長翅型が出ています。環境によるものかもしれませんが?
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