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2014年5月27日火曜日

絶滅危惧種「キンラン」京都市内で発見す

多くの野生ランが環境破壊や盗掘によって
その数を大きく減らしています。
今回紹介する「キンラン」もそんな
野生ランの一つで、山地に自生します。
環境省のレッドデータブックによりますと、
 絶滅 (EX) 我が国ではすでに絶滅したと考えられる種
 野生絶滅 (EW) 飼育・栽培下あるいは自然分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ
 存続している種
 絶滅危惧Ⅰ類 (CR+EN) 絶滅の危機に瀕している種
     絶滅危惧ⅠA類(CR)     ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
     絶滅危惧ⅠB類(EN)     ⅠA類ほどではないが、近い将来における野生での
     絶滅の危険性が高いもの
 絶滅危惧Ⅱ類 (VU) 絶滅の危険が増大している種
 準絶滅危惧 (NT) 現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」
 に移行する可能性のある種
 情報不足(DD) 評価するだけの情報が不足している種
 絶滅のおそれのある
 地域個体群 (LP)
 地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの
絶滅危惧種Ⅱ類(VU)「絶滅の危険が増大している種」に指定されており、
早急に保全が必要な状況になっております。

これほどまでに数を減らしたのは、
前途した通り環境破壊が、最も大きな理由の一つであるのは
間違いありません。
そじて、おそらくもう一つの理由であろうことは、盗掘。
つまり採取です。
盗掘というのは、少し感じが悪いですが、
希少植物の採取に関してはこのように言うようです。
今回、私はこの貴重な絶滅危惧種「キンラン」を
京都市内の山中で発見いたしました!
花期は初夏なので、黄色の花をたくさんつけております。

キンランが生息するには、複雑多岐な共生菌が必要で、
盗掘して家庭に移植しても、まず生育することはありません。

このブログを見て頂いている方ならご存知かもしれませんが、
あえて、キンラン保護のためにこの場を借りて
告知させて頂きますと・・・

キンランは家庭での生育は100%無理です!!
山で見つけてもソっと見守って下さい!!m(_ _)m

よく知られているのが、「コナラ」が持つ共生菌の存在ですが、
コナラの共生菌以外にも、多くの共生菌の存在があり、
これらの条件が全て整った場所でしか生育は無理なのです。
ですから、「コナラと一緒に寄せ植えすればイイのか」というと、
そうではありません。

よって、自然界でも生息域は極々限られておりまして、
一般的に何処にでも見られる種ではありません。
それが、自然多き京都府下ではなく、
市内で見つけたことに凄く意義を感じます。

このような事情により、私も何とか、
キンランの保護ができないものかと
ただ今模索中であります。

皆様、良きアイデアがありましたら、
どうぞコメント欄にて教えて下さいませm(_ _)m



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