強靭な生命力と繁殖力で、たちまち他の植物に絡みつき、
日光を遮り枯らしてしまうところから、
嫌われ者のイメージが強い葛。
しかし、葛粉として使用される根を始め、春先の若菜、
そして、本日紹介する花も食用として古くから親しまれてきました。
特に、花が咲く秋は、
「秋の七草」の一つとしてよく知られた存在です。
葛の話は、ここでは到底紹介しきれませんので、
いずれ改めて、特集を組むつもりでいますが、
取り敢えず、「花を食べる」レポートをお届けします。
さて、葛の花は、ご覧のように細長くて、
下のほうから順に開花していきます。
そして、晩秋には
マメ科の植物らしく、毛むくじゃらの豆をつけます。
★★調理法★★
本日は、色合いを生かした「かき揚げ」にしました。
◎収穫と下処理◎
葛の蔓は、強靭なのでハサミで花房を切り落とす。
この時、花を触るとカンタンにポロポロと落ちてしまうので
注意しましょう。
収穫した花房は、少しの間水に落としておきます。
(葛は虫がつきやすい)
葛が大好きで、必ずと言っていいほど葉や茎に付いている
「マルカメムシ」の天ぷらなんて食べたくないですもんね~(>_<)
しばらく水につけておいた花房から、花をもぎ取ります。
この時に、蕾も一緒に取ります。
花軸は硬いので食することができません。
◎調理◎
今日は、花色を生かすために
水分を多くした、薄衣で仕上げます。
薄衣なので、花自体に打ち粉をしっかりしておきます。
天ぷら粉を作るときには、重曹をホンの少し
(本当に微量)入れると、カリッと仕上がりますが、
入れすぎると、衣が焦げやすくなるので注意が必要です(´Д` )
揚がりました。
◎盛り付け◎
十数年前に作った自作の器に、
葛の葉を敷葉にして盛り付けてみました。
丁度、昨日の福井県遠征で収穫した鮎と小アジがあったので、
唐揚げにして一緒に盛り付けてみました。
葛の花・海の魚・川の魚と、何だか異色の取合せですが、
急ごしらえなので仕方ありません。
◎食す◎
塩で食することにしました。
台所のどこかに、天然塩があるはずですが、
どこに行ってしまったか見つからず。
仕方なく精製塩です。
食する30分前に収穫してきたこともあり、
非常にみずみずしいです。
適度に歯ごたえ(蕾部分か?)も残っており、
花としては非常に食べごたえのあるものです。
かすかに香りもありますが、「なんの香り?」という感じで、
適当な表現が見当たりません。
肝心の味ですが・・・
無味でしょうか?
う~ん。無味でしょうね。
クセがなく色んな味に合わせやすい
と言えば聞こえはいいかもしれません。
◎まとめ◎
葛粉を採る葛の根は、「葛根」と言う生薬としても有名です。
(風邪薬の葛根湯など)
しかし、花にも多くの効能があります。
例えば、「酒を消す花」といわれ、昔から二日酔いの民間薬として用いられたり、
最近では「ダイエット」にも効果があるとして、注目されています。
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葛の花は食べたこと無いです。
返信削除う~ん、無味ですか・・・
残念
遠征、アオリゲットおめでとうございます。
新アオリは柔らかくて美味そうです。
当方が行く予定だったケンサキイカ釣りは、先週も今週も悪天候と水潮で中止になりました(涙)
>魚菜さん
返信削除アオリは、私が行った時は、日が悪かったようです。
周りの人も、イマイチでした。
しかし、なんですね。
年々エギンガーが増えていまして、
当日は、場所に入るのも大変でした(´Д` )
イカよりも、人の数の方が多いのでは?
という感じです。
台風記事を優先していましたので、
釣行記事は現在作成中です。
近々UP予定です。
ケンサキ残念です。
天候には勝てませんね~(´・_・`)