自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2013年3月14日木曜日

壮絶なるヒキガエルの産卵

今年もやってきました。
他の野生カエルたちより
いち早く冬眠から目覚め
産卵行動を起こす「ヒキガエル」

産卵をしに、生まれた場所に“カエル”カエル達。
鮭や鮎に見られる回帰本能が、ヒキガエルにも見られることはよく知られている。
なので、本日紹介するヒキ達も、ここで生まれたヒキなのだ(^-^)

ヒキガエルの産卵は、地方によりかなりの
時期差があるのだが、ここ京都では、3月の半ばに行われる。
と、言うことで本日、産卵場所へ行ってきました(((o(*゚▽゚*)o)))

ジツハ ヒキガエルノ サンランハ トテモ ソウゼツ ナノデス(;゚Д゚)!

動物にとって産卵・出産は、子孫を残すための大切な行動。
全身全霊を賭け産卵に挑む。
相当な体力を要するが、冬眠明けのこの時期に
産卵行動を起こすヒキガエルは立派だね~。


中には、残念ながら命を落としてしまうヒキもいる。
種々の原因はあるのだろうが、
その中の一つに、オスの存在があるのです。
オスの想像以上の抱きつきのチカラに「メスが絞め殺される」
又は、「溺死」という事が実際にあるのです;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
ヒキ達は、産卵行動中で水中にいる時も、
数分おきに空気を吸いに水面に顔を出します。
だが、あまりにも壮絶な「ガマ合戦」により
メスが空気を吸いに行けないのでしょう。ΣΣ┗(|||`□´|||;;)┛

上の写真は、既に力尽きたメスのヒキに
しっかり抱きつくオスヒキ。

定説では、動くものならなんでも抱きつくというが、
動かない死んだヒキにも抱きつくことがあるのデス(((゜Д゜;)))


こちらは、水中にいたカップル。
私が近づき、慌てて離れてしまった・・・(´・ω・)スマソ


さて次の事例。
こちらもカップルなのだが、
よく見れば、メスの右腕がーーーーーーナイーーーーーー(゚д゚lll)
いくら力持ちのヒキでも、腕を引きちぎるという事は
考えられないので、別の理由だと思うが・・・

そもそも、この地。
実は標高200m程の山中なのです。(´・∀・`)
竹林の中に作られた農業用の水溜り。
山間を流れる谷川からは、距離も標高もかなりあります。
(最も、成体は産卵期以外は、水辺に近寄らないのですが・・・)

いくら陸上性のヒキガエルといえども、
険しい山を登り、こんなところで産卵するなんて。。。:(;゙゚'ω゚'):
自然の神秘だね~

産卵場所としては、もっぱら止水域で行われる。
川など流れのあるところで産卵する「ナガレヒキガエル」もいるが・・・

この産卵場には、メス3匹に対し
オスが7匹確認できた。
産卵は既におわっていたので、最盛期の夜にはもっといたのでしょうね。
(産卵は夜に行われます)

こちらが、壮絶な産卵劇の結果、
無事産み落とされたヒキガエルの卵塊。
はたして、ここからいったい何匹の
親たちが産卵に帰ってくるのかな?

一説には1万個前後の卵が、無事成体になるのは
せいぜい4~5匹と言う。
産卵以上に壮絶な生活が、この卵達には待っているのです。

しかし、ゼラチン質がプルプルでうまそうだね~ ( ゚v^ ) オイシイ?

続編「壮絶なるヒキガエルの産卵:その後」へ続く

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