自 己 紹 介

自分の写真
京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2012年12月25日火曜日

神の山 京都愛宕山を登る


昨日は、家の前もうっすら雪化粧だったが、今日は快晴。
愛宕山はガスもかからず、くっきりと見える。
ただ、
ゼッタイ ユキガ ツモッテ イルヨナ(´Д` )




自宅から、清滝の登山口までは、原付で15分ほど。

すっかり嵐山の冬の風物詩として定着した嵐山花灯路。
嵐山のライトアップや、竹の小道の行灯設置、寺社の特別拝観などが行われる。

*ちなみに。我が家もこの日の晩に行ったのだ。

アサト バンデ ツカレタ~




京都市の清流・清滝にはオオサンショウウオが生息し、
夏にはゲンジボタルを見に来る人で賑わう。
もちろん、カジカガエルもいるよ~(๑≧౪≦)


登山口に鳥居が有る。
という事は、ここからが神域。
神社の参道ということになる。
4Kmの参道ということになるのか?

標高は低いが、道中は長い。
夏はもちろん、冬も適度に水分補給をして、休憩を織り交ぜながら登ろう。



ケーブル以外に、愛宕山頂付近には遊園地・ホテルやスキー場があったという。娯楽の少なかった当時は、大変賑わったのだろうが、今はその面影もこの様な痕跡でしか見ることができない。



















階段は思った以上に膝にくるんやな~
ほんま年は取りたくないね~(´Д` )

と。言っても、皆様私より年上の方ばかり。
元気に歩いてらっしゃる。

・・・ト、イウコトハ ワタシノ ウンドウ ブソクナノカ(;´д`)



地元自治会による案内標識が、100mゴトに設置。
登山者を影で支える。





やっぱり、こうなったかぁ。
トレッキングシューズ履いてきたほうがよかったなぁ。
以前は、雪もなかったので、スニーカーで十分と思っていたが・・・




5合目休憩所。
私た疲れてなかったのでスルー。

(行きはいつも元気なのだ)












しかし、平日やのに、たくさんの人が登ってられる。なんせ900mでも京都市で一番高い山やしね。
いつもは、マイナー山ばっかりなので、出会う人も少なく、挨拶もあまりしないが、今日はいっぱいしたぞ!

くつかけ
沓掛=ここは、丹波、山陰への関所があった所。
    かつては旅人たちが、靴を脱ぎ体を休める宿があったと考えられている。
    (桂坂の歴史より)


最後の難所。
キツい坂がしばし続く。


水尾は、清滝から亀岡へ抜ける山道沿いにある集落。


 水尾もすっかり雪化粧だね(´・ω・`)



山の木立で浄化された雪は美味しいね。


少し歩くと・・・



保存会の方による解説板が。
なかなか面白いネ。


昔、堀川高校スキー部時代によく野沢温泉や白馬に行ったが、
その時リフトから見た光景によく似て、懐かしくなったのだ。


山頂から、約300m。
その先が本殿になる。


















幻想的な雪の参道。








ホンデン ナノダ スゲー キレイ (^O^)


ほかの神社と違うところは、
この本殿内の左側にストーブ完備の休憩室があるところか!?



























少し休憩して下山することに・・・
けど、ちゃんと御札売り場には神職の方がおられるんやね~。


なぜなら・・・








 途中の案内板。
特にカワラケ投げは、高雄の神護寺で体験済み。そこで・・・


やっぱ、にわか作りはダメやね~。


五合目より少し上には、京都市一望のビューポイントがある。


わかる範囲で・・・
でも、標高が高く、細くて解らないのが本音です。


Date
当日コース
所要時間
平成2412月11日
火曜日
自宅~バイク~清滝登山口~表参道~愛宕神社
~表参道下山~清滝登山口~バイクにて自宅(約15分)
約3時間30
(昼食・休憩含む)
データ ・携帯電話はほぼ全行程で通話可能(ソフトバンク)
    ・案内板も多く道に迷うことはないですが、冬は足場が滑りやすいので注意     しましょう
    ・トイレは道中全くありませんが、山頂神社にはあります。
  *愛宕山は山全体が神域です。
    ・山頂神社には、登山者用の休憩室が有り、ストーブもあります。
     ありがたいねo(^^)o
    ・清滝登山口に有料の駐車場があります。
     路上駐車は、駐禁取られる心配あり。

*追記(このブログの写真を動画にまとめました。ぞうぞ!)



          
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2012年12月21日金曜日

「自然とあそぶ」のファビコンができたよ

自然とあそぶのファビコンができたのだ。

ファビコンはコレ↓
インターネットブラウザのタブに表示されるアイコンのことです。






モデルはアマガエルの「J.B」。
絵ではなく、実物の写真をレタッチして作りました。
みなさんのブラウザでも、ちゃんと表示されているかなぁ?


これからも、「自然とあそぶ」をよろしくお願いしますm(__)m





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やっぱり自然はオモシロイ

 この自然を守るため、

ごみは必ず持ち帰ろう!


マメクワガタの置きみやげ

マメクワガタと言うクワガタが居る。
その名の通り、豆のように小さいクワガタだ。

大きさは小指の先ぐらいでちっとも目立たないうえ、
じーっと見ていてもほとんど動かない。
しかも、つまみあげると死んだふりをする。

こんなありさまなので、
おおよそペットショップなどでは並ぶはずがない。
ほとんど知られていないクワガタなのだ。

そんな彼らが、我が家にやってきたのは昨年の夏のこと。

いつもの山のいつもの餌場。
いつもは彼らより体の大きなカナブンやカブトムシ、
時には危険なスズメバチに占領されているこの餌場が
その日は珍しくあいていた。

いや、
正確には、あいていたのではなかった。
そこにポツンと彼はいた。
小さすぎて、しかも餌場のクヌギの木と同化し
あやうく見逃してしまいそうだったが、
そこにポツンと彼はいたのだ。

暫く眺めていたが、彼は全く動く気配がない。
そこで、手を伸ばし捕まえようとした途端

ポトリッ。

「おやおや、死んだふりか・・・」

どうやら、攻撃する術がない彼らは、振動や風の動き、気配などを察知し
身を守る手段として、擬死する本能があるらしい。

そんなことがあり、我が家のケースに収まったわけだが、
ケースでは、同じく山で収穫した「ノコギリクワガタ」や「ミヤマクワガタ」などの
諸先輩方と同居だ。
あ、それと、クヌギの停まり木を一本。

他のクワガタは、外見から雌雄の区別が難なくつくのだが、
彼は、オスなのかメスなのかわからない。
オスかもしれないし、メスかもしれない。
まさか、ニューハーフではないことは間違いないだろうが・・・

ともかく、外見から雌雄を判断することは、
このブログ「自然とあそぶ」が、ブログランキングで1位になるのと
ほぼ同じくらい難しいのだ。


我が家に来た彼には、日課があった。
それは、クヌギの止まり木を、小さいながらも強力な顎で、
「カリカリ」と穴をあけることだ。
しかも、穴は横にはあけない。
切り口から縦に開けていゆく、
いや、
開けるというより、掘り進めてゆくと言ったほうが正しいのだろうか?
あたかも、「山沿いの国道にトンネルを開通させる」ように。

飼育ケースを覗くと、ミヤマやノコギリは、自慢の大顎を振り上げ、
「どうだ、この自慢のアゴは!」と言わんばかりの威嚇をしている。
が、
その隣で、今日も彼は、黙々とトンネル工事を行っている。

やがて、夏が過ぎ、河原の虫の声が賑やかになるころ、
威勢よく大顎を振り上げていた連中は、一足先に逝ってしまった。
しかし、彼はそんなことも意に介せず、今日も黙々と掘り進めている。
クワガタには、カブトムシのように夏を越えれば逝ってしまうもの、
越冬し数年寿命を与えられるものが居るが、どうやら彼は後者らしい。

このころには、トンネルもどうやら雰囲気的に半分を過ぎたらしい。
正確には、中を見ることができないので何とも言えないが・・・


でも、彼らは何故トンネルを掘るのだろう

来るべき冬に備えて越冬のため?
隠れ家?
食糧?
繁殖?

答えはわからない。
しかし彼らは、一説によると子供(すなわち幼虫)に、
木を細かく噛み砕いて与えるという。
そのような、本能の持ち主であることは間違いないのだ。

さて、季節は冬、雪がちらつくころ。
彼のトンネル工事は、一時ストップしているようだ。
所在が心配になり、クヌギマットの中を探してみると、
例のごとく体を硬直させ、死んだふりをした彼が居た。健在だ。
どうやら、冬眠は、マットの中で行っているので、
少なくとも越冬用の巣穴ではなさそうだ。

やがて、春の空気を感じるようになると、
彼のトンネル工事は再開した。
年度末に、予算の消化のために躍起になって公共工事が増える我ら俗世間と違い、
彼の工事は、彼のペースでゆっくりと進められた。

やっとのことで、トンネルが開通したのが、
もうすぐ夏がやって来そうな、
6月の終わりのことだった。

それからほどなく、我が家に来てから2回目の夏を迎えよう
という矢先。

彼は、死んでしまった。
きれいに穴が開いたクヌギを残して・・・。

頑張り屋さんが、小さな体で大きな仕事をやってのけたのだ。
黙々と工事を行っているその姿に、日に日に愛着がわいていたのだが、
彼の栄光をたたえ、彼には標本になってもらい、今は標本ケースの中でじっとしている。
今度ばかりは、「死んだふりではない」。

そして、彼が残したもの。
それが、トンネルクヌギだ。
人間の手では、到底掘ることができないような
複雑怪奇な形状のクヌギを掘った、まさに芸術品のトンネルで、
今はカナヘビの「チビホ」が、春までの長い間の眠りについている。


                                            Sige(完)







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