ミズバショウやテンナンショウと同じくサトイモ科なのですが、
とにかく、この種は地域性や変異が多く、あまり分類も進んでいないそうです。
サトイモやカラスビシャクなどが食用にできるのみで、
その多くは有毒植物。
しかも、かなりキツイ系の毒素を持つ物が多いのです。
このヒメザゼンソウも有毒植物ですが、盗掘や開発でその姿を著しく減らしており、
今や京都府の絶滅寸前種に指定されています。
京都府でも絶滅寸前種なのですが、何故か私はよく目にします。
しかも、京都市内でです。
本当に絶滅寸前種かというくらい多く見かけます。
ヒメザゼンソウの花が咲く頃と、6月14日
京都市内の群生地を訪ねました。
なるほど、沢山のヒメザゼンソウが花をつけていました。
ヒメザゼンソウと言うわけで、花はかなり小さいですね。
親指の先ほどしかありません。
ヒメザゼンソウの花が咲く頃には、葉は枯れて消滅するとなっていますが、
この場所では、枯れかけてはいますが、まだ茂っています。
そんな茂みをかき分けてみると・・・
有りました。
ヒメザゼンソウの花です。
コチラはつぼみですね。
かなり大きな群生地です。
ヒメザゼンソウは、その葉形から、しばしばウバユリと混同されます。
確かに、ウバユリと大変良く似ていますが、葉脈のパターンが異なることと、
葉柄がスポンジ質であること、根がウバユリでは球根、ヒメザゼンソウが牛蒡状であることなどで
区別できますが、見慣れれば、直ぐに見分けがつきます。
こんな群生地が京都市内なんて素敵です。
まだまだ、京都も自然が残っているんだなぁと感じる瞬間です。
ヒメザゼンソウ
返信削除初めて聞く名前です。
ザエンソウすら
三重では見たこと無いですから
貴重な植物なんですね。
レアものを探すと
嬉しくなるです。