私の勤め先は、京都市内なのですが、
本社が滋賀県にあるため、毎年恒例の健康診断は、
大津市の病院へ行きます。
当方の住まいは、京都市でも西の端なのですが、
東山を超え、山科を通りぬけ滋賀県へ至るには、
バイクでざっと一時間かかります。
でも、この歳になれば、毎年定期的に
健康診断が受けられるのはとても嬉しいことなので、
何ら苦痛には感じません。
それに、タマにしか見ることのない琵琶湖の顔を拝むのも、
それはそれで楽しみになっているのです。
今回は、少々遠回りして、日吉大社~山中越えで京都へ帰ってきました。
この日は、平日の昼間ということで人影もまばらです。
もう少しして、紅葉のシーズンになれば、
もう少し多くなるでしょうね。
時折、タクシー観光の方や、お散歩中のお爺さんなどとすれ違う程度です。
帰り道は、山中越と言う比叡山を抜ける古道から帰りました。
すると・・・
茶の木が実をつけていました。
・・・と、同時に、花もつけていました。
ん?花と実?
花が咲いて実じゃないの?
実は、茶の実は一年掛けて結実するのです。
なので、この実は昨年の花のもの。
だから、花と同時につく実が見れるのです。
茶は、中国から渡来した帰化植物ですが、
長い期間かけて、自然にも同化していきました。
現在では、ちょっとした山でも普通に見かけることができます。
それにしても、この花、
何かの花に似ていると思いませんか?
答えは・・・
そうです椿です。
茶の木は椿の仲間なのです。
京都・宇治~南部は、静岡と並び、お茶の一大生産地です。
わたしも、幾度と無く茶畑を目にしましたが、
キチンと管理・手入れされています。
(↓参考にどうぞ、昨年写した宇治の茶畑です)
伸び放題の自然の茶の木とは似ても似つかぬ姿ですが、
それだけ手をかけるからこそ、美味しい茶が生まれるのでしょうね。
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