今年も、産卵日が近づくに連れ、現場へ足繁く通い、観察していたのですが、
今年(と・・・言うか、去年から)は、かなりショッキングな結果になってしまいました。
以下は、去年の産卵風景です。
以前は、かなり多くのヒキガエルの産卵が見られたのですが、
去年は、僅かワンペアのみ。
それでも、産卵が行なわれたことは救いでした。
去年の で検証した産卵予定日を、
今年は3月19~21日に設定いたしました。
「きっと、この間に、産卵が行なわれるはず!!」!
先日、何度か現場へ通った後、
3月17日に、やっと一匹のオスヒキガエルがやってきているのを確認しました。
水から引き上げ、個体調査です。
かなり小さいですね。
体長10cmほどです。生後2年と云うところでしょうか。
残念がら、発見したのはこの一匹のみ。
そして・・・
仕事の都合がつかず、検証に行ったのは3月24日でしたが・・・
恐れていた事態に、只々呆然。
そして、ショック!!
産卵は行なわれていませんでした。
これは、異常事態です。
昨年もワンペアだったので心配していたのですが、
嫌な予感が当たりました。
もう、あの待機中のオスガエルもいません。
当然産卵が行なわれた形跡なし。
ナゼでしょうね。
理由がよくわかりませんが、このフィールドでの個体数が減っているのは
間違いないですね。
この地区は、筍山になっており、もしかしたら、
農薬等の影響があるのかもしれません。
また、タマに筍農家の方々とお話するのですが、
「昨今、サルやイノシシの被害が甚大」とおっしゃつていたので、
そのことも、なにか影響があるのかもしれません。
いずれにしても、寂しい限りですが、
この検証も、引き続き行いたいかと思います。
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