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2016年11月1日火曜日

『水・湿紀行(水辺に暮らす動植物たち)』-3:ミズオオバコ

ミズオオバコという、水生植物があります。
名前の由来は、道端に生えている「オオバコ」に似ているからという、
単純明快な名前の由来なのですが、
なるほど、その通り、確かに似ています。

道端のオオバコは、どこでも見かける、ありふれた植物ですが、
(食することが出来、山菜として紹介されていることが多いです)
このミズオオバコ、
実は、全国各地で、激減しており、
今や絶滅危惧種に指定されている事が多いのです。


当然、我が京都府でも、絶滅危惧種に指定されていますが、
職場から、そんなに遠くない水路で、発見しちゃいました(^O^)

このミズオオバコ。
不思議な事に、その水路の一部の区間しか、生息していませんでした。

やはり、水流や、水質、着床土壌など、
微妙な『何か!』があるようです。

そのミズオオバコのサンプルを採取し、
自宅植栽していると、9月下旬から、10月中旬にかけて、
可愛らしいピンクの花をつけました。

2株から、3~4輪。
一日花ですが、可憐で美しい花です。
ちなみに、このミズオオバコのサンプルケースには、
夏に孵ったメダカの幼魚が泳いでいます。


さて、一方、所変わって滋賀県某地。
コチラのミズオオバコは、京都のものと違って、
かなり大きいのです。
当然、花も大きく立派でした!!
もしかしたら、「オオミズオオバコ」かもしれません。

ただ、この水路は、かなり水が汚い!
この水に手をつけてのサンプル採取は、
大いにためらうような汚さでしたので、
結局採取はしませんでした。

ミズオオバコが減った原因は、農薬の使用や水質汚濁ということですが、
この個体郡を見る限り、水質汚濁は、あまり関係ないような・・・

それとも、この水路の水質は、
見た目より綺麗ということか!?

・・・ 
いやいや、やっぱり汚いでしょ(*_*)

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